毎日のコーヒータイムをより楽しむ習慣は?

毎朝コーヒーを飲むのがルーティンの人も多いのではないでしょうか。
簡単・手軽に飲めるインスタントコーヒーも良いですが、よりコーヒーの香りや味をより楽しむためにドリップコーヒーに挑戦してみるのはいかがでしょうか?

本日はコーヒーの世界の奥深さをご紹介していきます。

コーヒーをより楽しむための基礎知識

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

コーヒー好きの方なら、日頃自宅でもコーヒーを飲んでいるのではないでしょうか?中にはコーヒーは生活になくてはならない、という方もいるでしょう。

コーヒー好きの皆さんはどんなコーヒーが好きですか?どんなコーヒーが好きかと聞かれて、即答できますか?

多くの方は、「苦いものは苦手」「酸味のあるコーヒーは苦手」「コクがあるコーヒーが好き」「薄めのコーヒーが好き」など、自分の好みをなんとなくは答えられても、自分の好きなコーヒーを、正確に伝えることはできないのではないでしょうか?

まずはコーヒー豆にどのような種類があるのかを見ていきましょう。

コーヒー豆の品種はたった2種類

日本に入ってくるコーヒー豆の品種は2種類だと言われています。

アラビカ種とロブスタ種。コーヒーをセレクトする際に、コーヒーの品種をあまり意識したことがないかもしれません。しかしコーヒーの品種の特徴を知っておくと、コーヒー選びが楽しくなるかもしれません。

アラビカ種

日本に入ってくるコーヒー豆の6割を占めているのがアラビカ種です。アフリカのエチオピア産のアラビカ種のコーヒー豆は、フローラルな香りが特徴で、酸味が比較的強いと言われています。
基本的には1000メートルから2000メートルという高地で栽培されていて、自然災害に非常に弱い品種のため、栽培が難しく、多くの手間がかかるのが特徴です。
スターバックスコーヒーなどでは、ほとんどアラビカ種100パーセントのコーヒーが提供されています。

ロブスタ種

標高300メートルから800メートルの比較的低地で栽培されているのがロブスタ種。自然災害にも強く、比較的簡単に栽培できるため、安価で取引されています。

ロブスタ種は独特の風味があり、ストレートではなくブレンドコーヒーとして使われることが多いようです。コーヒーの知識が豊富な方は、美味しいロブスタ種の飲み方を知っているため、ストレートで楽しむという方もいるそうですよ。

ストレート・ブレンド

コーヒーの飲み方として、ストレートとブレンドの2種類があります。

ストレートコーヒーはその名前の通り、その豆ならではの風味や美味しさを味わうのに適した飲み方。豆のクセをダイレクトに感じるため、苦味や酸味が強すぎる豆は美味しく飲むのが難しい場合もあります。

こうしたクセをうまく調和してくれるのが、他の豆をブレンドしたブレンドコーヒーです。
いいとこどりになるようにきちんとブレンドされているブレンドコーヒーは、コーヒー豆が持つ特徴の相乗効果で、バランスの良い味わいになるのが特徴です。
安価なコーヒー豆はほとんどブレンド。普段何も考えずスーパーなどでコーヒー豆を購入しているという方はブレンドコーヒーを飲んでいるのでは無いでしょうか?

ロースト

コーヒーの生豆は基本的にそのままでは使えません。ローストという焙煎を行うことで、コーヒーらしい香りや味になるのです。

同じ豆であっても焙煎の仕方によって、甘みが強くなったり、酸味が減ったり、苦みが増えたりとさまざま。コーヒーの焙煎はコーヒーを楽しむために重要なポイントだと言えるでしょう。

一般的に豆本来の特徴を感じられるのが中煎り。さらに焙煎するとカラメルやチョコレートの風味が出てくる、というのが一般的です。いわゆる深煎りの豆というのは、これらの風味がよく出ていますよね。

コーヒー好きの方の中には、生豆を購入し、自ら焙煎(自家焙煎)するという方もいます。しかし均一に焙煎するのはとても技術が必要。1粒1粒焙煎するのではなく、多くはコーヒー1杯分以上の豆を1度に焙煎しますよね。これらすべての豆を均一の焙煎するのはとても技術が必要なのです。
だからこそ、初心者の内は焙煎はお店に任せてしまうのが良いでしょう。

甘い香りが特徴のコロンビアは、浅煎りだと甘みや風味を感じることができなくなります。一方で、深煎りすぎると焦げたような香りだけが残ってしまいます。焙煎はプロによる絶妙な加減がとても重要なのです。

一般的に販売されている黒い状態のコーヒー豆は焙煎済み。好みの豆を見つけるのはもちろんですが、その豆に適した焙煎度合いを見つけるのも楽しいかもしれませんね。

挽き方・淹れ方

さてここまで豆の知識についてお伝えしてきましたが、コーヒーを飲む上で最後のポイントとなるのが豆の挽き方や、コーヒーの淹れ方です。

コーヒーの油分を味わうことができるフレンチプレスで飲む場合は、コーヒー豆は粗挽きがおすすめ。

ハンドドリップで丁寧に淹れて飲む場合は、一般的に中挽きから粗挽きがオススメだと言われています。ハンドドリップの時に使うドリッパーは穴がひとつのもの、3つあるもの、全体がメッシュになっているものなど、 さまざまな種類がありそれぞれのドリッパーによって味わいは異なります。
1つ穴の円錐型のコーヒードリッパーは中心に集まったお湯がそのまま下に落ちます。そのため、お湯の注ぎ方で味が変わるのが特徴。好みの味に仕上げるには練習が必要なドリッパーです。
一方で台形型のドリッパーは穴の大きさや種類はさまざまありますが、一般的に円錐が頼りも穴は小さく、コーヒー液がドリッパーの底に溜まってから下に落ちる構造になっています。つまりお湯を注ぐ速度にそこまで左右されない、というのが特徴といえるでしょう。初心者はまず、台形型のドリッパーを購入した方が良いかもしれません。

それぞれのドリッパーに適した挽き方もあるので、ドリッパーや豆を購入する際は専門店で一度相談してみるのが良いでしょう。

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