暑くて食欲がないからそうめんばかり食べちゃう…。夏の栄養不足が身体にもたらす影響とは?

炭水化物を取りすぎることで身体に起きる影響は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

先ほども簡単にご紹介しましたが、炭水化物の摂り過ぎは糖尿病の原因にもつながります。
炭水化物を摂取しすぎると血糖値が上昇するためです。

日本人の1日あたりの平均炭水化物量は、男性287グラム、女性233グラムと言われています。

炭水化物の代表は米。
日本人の炭水化物源は米が48.3パーセントとなっており、お米を多く食べる方は、そのぶん糖尿病のリスクが高いといえるでしょう。
日本や欧米における観察研究から、白米の摂取と糖尿病発症リスクとの関連が様々報告されています。

例えば、白米一膳150グラムの場合、糖質量は55.2グラム、エネルギーは220.8キロカロリーになります。

うどんの場合、ひと玉で糖質量は52グラム。
栄養にすると208キロカロリー。

中華麺ひと玉の場合、糖質量は69.7グラム、エネルギーにすると278.8キロカロリー。

乾燥スパゲティ80グラムの糖質量は55.6グラム。
エネルギーにすると222.4キロカロリーもあるのです。
主食をしっかり三食食べる程度であれば、炭水化物の過剰摂取にはならない事が分かるでしょう。

しかし、この他におやつとして甘いものを食べていたり、水分補給として清涼飲料水など甘い飲み物を飲んでいたりすると糖質は過剰摂取になる恐れがあります。
是非ご注意ください。

アルコールにも炭水化物?

毎晩の晩酌が楽しみという方もいるでしょう。

アルコール飲料にはどのくらいの炭水化物が含まれているのでしょうか?

日本酒の場合、3.6グラム。
ビールの場合、3.1グラム。
白ワインの場合、2.0g。
ワインの場合、1.5g の炭水化物が含まれています。

甲類・乙類を問わず焼酎、ウイスキー、ブランデー、ウォッカには炭水化物が含まれていないので、もしもの炭水化物を気にされる方は、これらのアルコール飲料の方が良いかもしれませんね。

>>次ページ 夏が旬の野菜を食べて元気に乗り越えよう