高タンパク・低カロリー!シニアにもうれしいサラダチキン

高タンパク・低カロリーでダイエット中の食事に最適と、人気が拡大中のサラダチキン。さまざまなフレーバーが続々と登場しています。アレンジメニューも豊富で飽きがこないのもうれしいポイント。おいしく食べて、食欲の秋のダイエットにいかが?

手軽にたんぱく質不足を解消

「サラダチキン」は、鶏胸肉に薄く味付けをして蒸したもの。1個あたり約130キロカロリーと低カロリーで、糖質も0.4グラム以下と控えめ。筋肉の生成を助けるたんぱく質も豊富に含まれており、健康、美容意識の高い人々の間で注目を集めています。たんぱく質が不足しがちなシニアにも取り入れやすい食材です。コンビニ大手がブームの火付け役で、今ではスーパーなどでも塩で味付けしたプレーンのほか、ハーブやカレー、レモン風味などバリエーションも豊富フレーバーのものが販売されています。鶏胸肉はパサパサしているというイメージがありますが、各社工夫を凝らし、しっとりとしたやわらかい食感を実現。丸かじりできるという手軽さも人気のようです。

注目成分「イミダペプチド」

鶏胸肉には、疲労回復に効果があるイミダゾールジペプチド(イミダペプチド)が含まれています。イミダペプチドは、渡り鳥など長時間連続して動き続ける生物に多く含まれている成分。渡り鳥が飛び続けていられるのは、このイミダペプチドのおかげといわれています。また、筋肉の疲れだけでなく、神経の疲労回復にも効果があり、脳の疲れを取る効果が期待できます。

美容成分がたっぷり

皮膚や粘膜の健康を保つビタミンA、エネルギー代謝を促進するビタミンB群を豊富に含む鶏胸肉。ビタミンB群の中でも特に多いのがビタミンB6とナイアシン(ビタミンB3)です。ビタミンB6は皮膚や髪などの健康維持に欠かせない栄養素で、肌荒れや口内炎の改善に効果が期待できます。ナイアシンの主な働きは、糖質や脂質をエネルギーに変換すること。肌の新陳代謝を活性化させ、シミなどの改善に効果があるとされています。

アレンジいろいろ!

プレーンはシンプルな味わいなので、食べ飽きた場合はアレンジするのもおすすめです。ネットやSNSなどでさまざまなレシピが公開されているのでチャレンジしてみては?

【自宅で簡単アレンジ】

サラダチキンを食べやすい大きさにカットし、チーズを乗せてトースターでチーズに軽く焦げ目がつくまで焼きます。仕上げに黒こしょうを振りましょう。手間がかからず、あっという間に完成です。また、ほぐしたサラダチキンにキムチ、ごま油を加えて混ぜ合わせれば手軽に一品ができます。雑炊やお茶漬け、パスタの具などにも幅広く使えます。

【コンビニにある食材でアレンジ】

カット野菜の上にほぐしたサラダチキンをのせ、ごまドレッシングをかけるだけで棒々鶏(バンバンジー)風になります。また、カップスープとも相性抜群。お湯を注いだカップスープにほぐしたサラダチキンを加えてボリュームアップ。簡単なので忙しい朝でも手軽に食べられます。カップスープは低カロリーなものが多いのでダイエット中の強い味方です。ハーブやカレーなどで味付けされているものは食パンに挟むだけでサンドイッチに。ただし、サラダチキンには塩分が含まれているので、アレンジする際はほかの食材の塩分を控えめにしましょう。

サラダチキンを自作しよう!

【用意するもの】
鶏胸肉:1枚、塩:小さじ1/2、砂糖:小さじ1、酒:大さじ1、密閉できる耐熱袋
① 鶏胸肉の皮をはずし、100グラム程度の大きさにカット。厚みがあれば開いて薄くする。
② 塩、砂糖、酒を混ぜ合わせてもみ込む。(お好みでハーブやカレー粉などを加えてもOK)
③ ②を袋に入れて空気をしっかり抜き、30分から一晩寝かせる。
④ 沸騰した湯に袋ごと入れてふたをする。
⑤ 火を止めて20~30分ほど放置し、余熱で中までしっかり火を通す。
※加熱しすぎると硬くなります。余熱で火を通す時間は肉の大きさや季節によって調整が必要です。