電動キックボードによる事故を防ぐためには?もし、事故に遭った場合は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
欧米でも大ブームの電動キックボード。海外では日本以上にさまざまなシェアリングサービスが展開されており、市民はもちろん、観光客も多く利用しています。
しかし、電動で動く乗り物であるため、少なからず事故が発生しています。
たとえばニュージーランドでは、利用者の不注意ではなく、シェアリングサービスを展開する会社のミスによって事故も起きています。
シェアリングトップ企業のひとつLime社はソフトウェアの不具合から前輪が突然ロックしてしまう事故が発生しました。走行中に突然前輪がロックしてしまったので、急ブレーキがかかり、前につんのめって少なくとも30人が負傷しました。
シンガポールでは電動キックボードの使用に規制は設けられていません。運転免許証は不要ですし、地下鉄、職場などにも持ち込め、現在では2万人以上が利用しているそうです。非常に電動キックボードが普及しているシンガポールでは、歩道を走る女性に電動キックボードがぶつかり、女性が転倒し、意識不明の重体になる事故も起きています。メーカーは最高時速25km/hという自主規制を定めてはいるものの、シンガポールでは子どもも利用しているため、事故が頻発しているようです。
パリ(フランス)などの欧州では電動キックボードのシェアリングサービスが普及し、操作に慣れていない初心者による事故を懸念しています。そこで2019年5月には「電動キックボードの歩道走行禁止」を発表しました。2019年9月以降、電動キックボードでパリ市内の歩道を走った場合は135ユーロ(18,846円(1ユーロ139.6円で計算))の罰金が課されます。
電動キックボードでの事故を防ぐには
まずはルールを守ることが大切です。操作方法をしっかりと確認し、交通ルールを守るようにしましょう。スピードを出しすぎない、脇見運転をしない、という基本を守るのが何よりも大切。また、ヘルメット未着用による重大なケガも多く発生しています。ヘルメットは面倒ですが着用するようにしましょう。ヘルメットのほか、プロテクターの着用もオススメ。アメリカCDCとオースティン保険局は事故を起こした190人について調査を行いました。その結果、けが人の半数近くが頭部にケガを負っていたようです。ヘルメットなど頭部を保護することで、こうしたケガは防げるはず。ヘルメット、プロテクターは着用するようにしましょう。
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