今年のあじさい満開はいつごろ?あじさいの見ごろスポットをご紹介します。

あじさいは何科の花?もともと日本の花?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

それではここからは、あじさいについてより詳しく見ていこうと思います。

そもそもあじさいの原産地をご存知でしょうか?可憐な花をたくさんつけるあじさいは、なんとなく中国の花なのかなあ、ヨーロッパの花かな、というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかしあじさいというのは日本が原産の花。日本から中国に渡ったあじさいは、シルクロードを伝ってヨーロッパへと伝わりました。ヨーロッパで品種改良も進み現在では「西洋あじさい」として非常に人気を集めています。

白色の花、藍色の花、薄紅色の花などあじさいの花には様々な色があります。あじさいは土壌によって咲く花の色が変わるそうです。
例えばアルカリ性の土壌では赤っぽい花をつけ、酸性の土壌では土の中のアルミニウムを吸収するため青紫色の花をつけるそうです。これもあくまで一説であって、遺伝によって花の色が決まるとも言われています。

そんなあじさいですが、実は葉っぱには毒があります。2008年、茨城県保健福祉部はつくば市内の飲食店であじさいの葉を食べた1グループ19人のうち、8人が会食後30分後から嘔吐、吐き気、めまいなどの食中毒症状が起きたと発表しました。
あじさいのつぼみや葉っぱ、根には酸性配糖体が含まれており、咀嚼によってこの植物内の分解酵素と反応したり、胃の消化酵素と反応することで、青酸を生成するそうです。結果的に嘔吐、ふらつき歩行、痙攣、昏睡、呼吸麻痺といった中毒症状が出るそうです。

この事件を受けて、厚生労働省も注意を促しています。

上記の事件では、「鶏肉梅しそ和え」にあじさいの花が添えられていたそうです。あじさいの葉を意識して食べたわけではなさそうですが、こうした一品料理に添えられている植物というのも、もしかすると注意が必要なのかもしれませんね。

【アジサイに関する書籍の紹介】

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