期限切れのクレジットカードやもう使わないポイントカードはどう処分する?悪用される前にしっかり処分する方法

期限切れのクレジットカードを安全に処分する方法は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

ではここからは、古くなったクレジットカードの安全な処分方法について見ていきましょう。

まず処分する際は、基本的にカードを細かく裁断するというのが大切です。ハサミなどを使ってカード自体を細かく念入りに切っていきましょう。カードをただ半分に切るだけでは不十分で、より細かく裁断する必要があります。

クレジットカードを裁断する時は、カードの情報保護とスキミングを防止するという目的があります。無造作にただ半分に切ったりするのではなくて、磁気ストライプと、最近のクレジットカードであれば IC チップがついていると思いますので、 IC チップを特に意識して集中的に裁断そして破壊するようにしましょう。ハサミで切り込みを入れるだけではなくて、数ミリ程度を欠損させる部分を作るというのもコツで、これによってより強力にスキミング対策をすることができるようになります。

このほかカード番号がわからないようにするというのも大切です。カードの番号部分をバラバラにするなどの工夫をして、カード番号が分からないようにしましょう。

裁断処理したクレジットカードは一度に捨てるのではなくて、複数回に分けて捨てるのがおすすめです。一度にまとめて捨ててしまうと、もしかするとクレジットカードが復元されてしまう可能性があります。念入りに裁断したつもりであっても、クレジットカードの磁気ストライプは物理的に接着剤などで貼り合わせると、再度読み込める場合があるそうなので、もし捨てるのであれば、まずは半分に切ってその半分を徹底的に裁断して最初に捨てる、など工夫を凝らしてからバラバラに捨てるというのがとても大切。少しずつ廃棄して、絶対に復元できないように工夫しましょう。

クレジットカードには氏名やカード番号、有効期限など、大切な情報が記載されています。

クレジットカードの不正利用に関しては年々件数が増えていて、一般社団法人日本クレジット協会によると、クレジットカード不正利用被害の発生状況は2014年には約114億円、2015年には120億円、2016年には142億円、2017年には236億円、2018年には235億円、2019年には274億円、2020年は253億円、2021年は330億円にのぼるそうです。
これだけ多くの利用がされているということですね。
こうした不正利用というのは、日本国内で利用されるだけではなくて、海外でも利用されることがあります。クレジットカード会社から普段の利用方法と異なる利用した時は、アラートがあがり、クレジットカードが切れないということがありますよね。たとえば普段はスーパーでしか使っていなかったのに、突然車をクレジットカードで購入しようとすると、クレジットカードが使えなかったりします。このようにクレジットカード会社は不正利用に対し、さまざまな対策を講じています。しかし、その隙間を縫うように利用されているというのが現実のようです。
なので自分のクレジットカードが不正に利用されないように、しっかりと対策をしてから処分するようにしましょう。

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