あなたは朝型人間?それとも夜型人間?朝と夜で活動できる範囲は?

朝型、夜型はどのように決まる?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

先ほど朝型人間・夜型人間の区分は、遺伝子によって決まるという風に記述しました。ここからはその要因について詳しく見ていきましょう。

人間は生まれた瞬間に睡眠パターンが決まっていると言われています。これが朝型人間・夜型人間の分岐点です。

人間の体には1日の体のサイクルを司る体内時計が備わっています。
この体内時計は時計遺伝子とも言われていてこの時計遺伝子が朝型人間夜型人間に深く関わっているようです。

時計遺伝子がどのように関わっているのか、というのはまだ完全には解明されていません。しかし、今現在、時計遺伝子の数によって朝型人間の度合いは決まると言われています。時計遺伝子の数が多い人は、時計遺伝子の数が少ない人に比べ、平均25分早く眠りにつくことが分かっているのです。朝型人間の人が早く眠くなる、夜型人間の人が夜に活動的になる。 これら全ては時計遺伝子によって決められていると言えるでしょう

遺伝子によって朝型人間夜型人間というのはある程度決まりますが、年齢や生活環境によってこれらが変化することも十分に考えられます。

例えば子供の頃は早起きが出来る朝型人間だったのに、思春期を過ぎると夜型人間になってしまった。学生の頃は朝全く起きられない夜型人間だったけれど、社会人になってからはきちんと出勤できる朝型人間になった。年齢を重ねると夜眠れなくなり朝型人間になったという人もたくさんいますよね。
一般的に10代後半から20代にかけては夜型という人が多く、その後は少しずつ朝型にシフトしていくと言われています。

このシフトというのがピンとこない方もいるかもしれません。
環境によって体内時計や生活リズムが変化してしまうというのは、時差ボケに近い状態です。特にアメリカやヨーロッパなどを訪れたことがある方であれば、時差ボケを経験したことがあるという人もいるのではないでしょうか?これは体内時計のリズムが崩れている状態です。しかし太陽の光を浴びたり、朝食を食べたりすることで、周りの環境で体内時計をリセットして時差ぼけを解消しますよね。

仮に時計遺伝子が朝型人間であっても、夜型人間であっても、生活環境を本気で変えたいと思っている方は、時差ボケを参考に調整してみてはいかがでしょうか。

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