SDGsの意識も高まり、最近は若者をはじめ、幅広い年齢層でミニマリストが増えているようです。
そもそもミニマリストをご存じですか?
本日はミニマリストとは何かをご紹介します。
最近増えているミニマリストとは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
ミニマリスト(=Minimalist)とは厳選した身の回りのものに囲まれ、必要なものだけを持って暮らすスタイルの人のこと。家にモノが多すぎると管理しきれませんし、掃除の手間も増えます。ミニマリストはこういった生活スタイルとは対極で、本当に必要なものだけを厳選して持ち続けるという生活スタイルです。
多くの人は、はじめからミニマリストではありません。不要なものを減らしていった結果、自分にとって必要最小限のモノだけを持つようになっていったのです。
なかなか聞き馴染みがない言葉という方もいるかもしれませんが、語源は「ミニマル(=Minimal)」から来ています。ミニマルとは最小限の、という意味を持つ言葉。不要なものは所持せず、最小限のモノだけを持って暮らすスタイルがミニマリストです。
ミニマリストと呼ばれる人は、誰がどう見ても不要なものはもちろん、壊れていて使えないモノ、期限が切れてしまったモノ、もしもなくても自分の生活に影響がない・少ないモノを捨てていきます。
このあたりは断捨離に考え方が近そうですね。
そもそもミニマリストという考え方は、アメリカの富裕層から生まれたと言われています。彼ら・彼女らは欲しいものは何でも買うことができますし、多くのモノに囲まれていたことでしょう。
しかし、欲しいもの、必要なものをすべて手に入れるのではなく、洗練されて厳選した質の良いものだけで生活したいと次第に考え方は変化。そういった暮らしを発信し始めたのです。
こうした流れは過去にもあって、物欲を抑えた暮らしを提案している人は多くいました。今でもそうですが、こういった暮らしは少数派で、広まることはありませんでした。現在のミニマリストと呼ばれる人達は、インターネットの普及に伴い、生活スタイルだけでなく、理念、考え方、生き方までセットで発信。それらの思想に共感する人が多く増えたことで、ミニマリストを目指す、ミニマリストの暮らしをする、という人が増えてきているのです。
ミニマリストは持ち物を最小限にして、不便な暮らしをするというわけではありません。便利で快適な暮らしにはそこまで多くのモノは必要ない、という考え方が根幹です。そのため、ミニマリストは生活スタイルのひとつだと考えられています。
断捨離は清掃の意味合いのほか、物欲を抑えるという意味も含まれています。ミニマリストとはこの点が根本的に違いますね。ミニマリストは物欲を抑えるのではなく、必要以上にモノを持たないという向き合い方。モノや物欲に対して、どう向き合っていくのか?ということをミニマリストは重視しています。
ミニマリストのメリット
世の中、便利なモノがあふれていますよね。ロボット掃除機をはじめ、こうした便利家電もあふれかえっています。もちろん、自分にとって必要な場合はロボット掃除機の所有もOK。ただ、モノが少なくなり、スッキリしたら、ロボット掃除機に頼らなくても、時間はかからず掃除ができるかもしれません。
ここからはミニマリストのメリットを詳しく見ていきましょう。
ミニマリストが所有するのは、自分に本当に必要なものだけ。今、ご自身の周りをご覧になってみてください。自分の興味、自分の好きなモノが目に留まりませんか? それは自分にとって必要なものです。不要なもの、好きではないものを排除すれば、自分にとって好ましいモノにリソースを割けるようになります。
次に浪費を避けられるというのもメリット。自分にとって最適なモノはなにか、ムダなモノは何か、ということを考えると、ムダな買い物が少なくなることでしょう。不要なものを買う機会を減らせば、お金も貯まりやすくなります。
次に時間が増えるということ。ミニマリストはやる/やらないという決断を繰り返すモノ。やること、やらないことという行動のムダを省いて生活すると、思いのほか、多くの時間が捻出できるもの。自分が納得できる時間の使い方、行動ができるようになるため、自分らしく豊かな生活が送れるようになります。
このほか、ムダを省いていけば、フットワークが軽くなります。考え方、行動がシンプルになるので、自分に大切なモノ、好きなモノとしっかり向き合え、行動力・決断力を身につけられるようになります。
【ミニマリストに関する書籍の紹介】
======
生活にお役立ちの情報がメールマガジンも受け取れる!【無料】Slownet会員登録はこちらから↓
>>次ページ ミニマリストが増加している理由は?
