花粉症の治療方法

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花粉症を治療する際は投薬治療が一般的。しかし、このほかにも注射をしたり、レーザーで鼻粘膜を焼いたりという治療が多く行われていますよね。実際にこのシーズンはこういった治療を行う方も多いのではないでしょうか?
花粉症を発症してしまったら投薬治療を行い、予防として冬に注射やレーザー治療を行う人が多いようですね。
花粉症になる人はどんな人?
花粉症を発症する可能性は誰にでもあります。若い人だけでなく、シニア世代であってもある年、急に花粉症になったりします。今まで花粉症じゃなかったから安心、というわけではありません。
遺伝的にアレルギー体質であることが主原因だそうです。ところが近年は食や生活が変化したことで、花粉症を発症しやすくなってきているともいわれています。
実際に和食を中心とした生活を送っているシニアほど花粉症は発症しにくく、インスタント食品やスナック菓子を食べる人ほど花粉症有病率は高いとする見方もあります(諸説あり)。このほか、自律神経を乱しやすい睡眠不足、不規則な生活、ストレスも花粉症発症の原因になるのだとか。
花粉症対策には食事、生活習慣を見直すのが最初の一歩といえそうですね。
目がかゆい、くしゃみが止まらない以外の花粉症の症状は?
花粉症はスギやヒノキなどの植物の花粉が粘膜に触れることでアレルギー症状を起こす病気のこと。主な症状は目と鼻に現れます。鼻の症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまり。目の症状はかゆみ、充血、涙です。
花粉症は普通の風邪と似た症状ですが、風邪の場合はくしゃみや鼻水などの症状は長くても1週間程度で治まるのに対し、花粉症は花粉が飛散している間ずっと、3か月〜4か月も継続するのが特徴です。
また、風邪の時は鼻水はやや黄色みを帯びて、粘り気がありますが、花粉症は透明でさらさらの鼻水が大量に出るのが特徴です。また、花粉症の場合、くしゃみは1度ではなく何度も続けて出ます。このほかくしゃみも鼻水も朝起きたときにひどくなる傾向がありますよね。
風邪だと目に症状が現れることは稀なので、鼻の三大症状が現れている、目の痒みもある、という方は花粉症を疑った方が良いかもしれません。
花粉症と似た病気
上記のような症状があっても花粉症でない可能性も十分にあります。
代表的なのはアレルギー性鼻炎ですね。身体のなかにアレルギーの原因物質が侵入し、鼻の粘膜が炎症を起こし、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状を引き起こす病気です。ぜんそく、アトピー性皮膚炎などアレルギー性の病気を持っている人は、アレルギー性鼻炎が特に起こりやすいのだとか。
アレルギー性鼻炎は花粉の季節に限らず、1年中症状が現れる「通年性アレルギー」と特定の期間だけ発現する「季節性アレルギー」に分けられます。花粉症もアレルギー性鼻炎の一種なので、花粉症は季節性アレルギーに分類されます。
通年性アレルギーの場合、ハウスダストやダニ、カビ、ペットの体毛などが原因になることが多いそうです。花粉シーズンが終わっても上記の様な症状が継続する、という場合は通年性アレルギーの可能性があります。アレルギー科を受診するとアレルギーの原因物質を特定する検査を受けられるので、ぜひ一度受診してみてくださいね。
寒暖差で鼻が敏感になることも
花粉症と似た症状に「寒暖差アレルギー」があります。
朝晩冷え込む季節はくしゃみが出たり、鼻づまりがひどくなったりしませんか? 風邪はひいていないし、花粉症でもない。そんな方はもしかすると「寒暖差アレルギー」かもしれません。
寒暖差アレルギーは温度差で鼻が過敏になる病気です。正式な病名は血管運動性鼻炎といい、温度差によって鼻が敏感になって鼻粘膜が腫れ、くしゃみや鼻水が出たり、鼻づまりを引き起こす病気です。特に朝が冷え込む季節や日中の温度差が激しい季節に発症しやすいのが特徴です。
未だ原因はよくわかってはいませんが、異常気象が続いている近年に患者が増えてきたことから、自律神経のバランスが関わっているのではないか? と見られています。
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