外出時に大地震が起きたらどうする?行動マニュアルを知っておこう

南海トラフを始め、直下型地震が日本で起きる確率が高いとのニュースが出ました。
地震が起きたとき、家での行動マニュアルは知っているものの、外出のときはどうすべきかわかない方も多いのではないでしょうか?

本日は外出時に大災害に遭遇したときの行動についてご紹介いたします。

大地震が今後、日本で起きる!

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

まずは内閣府防災情報のページに掲載されている情報を見ていきましょう(引用:http://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h25/74/special_01.html)。

こちらによると、首都直下地震対策検討ワーキンググループでは、最新の科学的知見に基づく地震モデルの検討結果を踏まえ、これまで首都直下地震対策の対象としてこなかった相模トラフ沿いの大規模地震も含め、さまざまな地震を検討対象としました。
また、これまでの被害想定のように単に人的・物的被害等の定量的な想定をするだけでなく、防災減災対策の検討に活かすことに主眼を置き、それぞれの被害が発生した場合の被災地の状況について、時間経過を踏まえ、相互に関連して発生しうる事象に関して、対策実施の困難性も含めて、より現実的な想定を行いました。なお、防災・減災対策の対象とする地震は、被害が大きく首都中枢機能への影響が大きいと考えられる都心南部直下地震(Mw7.3)を防災対策の主眼としています。

南海トラフ地震

気象庁のホームページには、南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さについても記載されています(参考:https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/assumption.html)。

政府の中央防災会議は、科学的に想定される最大クラスの南海トラフ地震が発生した際の被害想定を実施しているそうです。
この被害想定によると、南海トラフ巨大地震がひとたび発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部で震度は7となる可能性があるほか、隣接する周辺の広い地域では、震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10メートルを超える大津波の襲来も想定されているそうです。

とはいえ、この被害想定は発生過程に多様性がある南海トラフ巨大地震のひとつのケースとして整理されたもの。実際にシミュレーション通りにはならない可能性もあります。また、南海トラフ巨大地震は1000年に一度あるいはそれよりも発生頻度が低く、次に発生する南海トラフ地震を予測したものではありません。

外出時に大地震が起きたらどうする?

実際に起こりうる可能性がさまざま分析されていますよね。実際に起こるととても怖いですが、常にしっかりとした対策が求められます。
防災グッズなどを準備していたり、近所の避難場所などを確認している方も多いでしょう。しかし、外出時にこういった大地震に遭ってしまった場合、どのような対策が必要になってくるのでしょうか?
外出中の避難行動

自然災害である大地震や津波、というのは完璧に予測することはできません。もしも通勤したり、買い物の最中に災害に遭ったとしたら。どんな避難行動が求められるか、考えたことはありますか?

まず大きなビルの窓が割れたり、看板が落下してしまったり、オフィス街やビル街なら、ガラスの破片やコンクリート片が落下する可能性があります。揺れを感じると外に避難するよりも、建物の中に留まることで、被害を防げることもあるのです。また、地震による停電が発生すると、信号機が故障したり、交通が麻痺して、思わぬ事故が発生する可能性があります。

これらが起こりうるので、外出先で地震などに遭った場合、早く帰宅したかったり、家族の安否を確認したい気持ちもわかりますが、焦った人たちが殺到し、たとえば駅なら人がぎゅうぎゅうになって将棋倒しになり、無関係なところで被害が発生する可能性もあります。
東京都だと渋谷は土地が低くて谷になっているので、液状化現象が起こり、道が波打ち、泥水があふれたり、それによって転倒したりすることも十分に考えられます。

普段よく訪れる場所に関しては、あらかじめ避難経路や避難場所など、情報を確認しておいた方が良いでしょう。

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