新しい年になると、今年やり遂げたい目標など決めるものの、三日坊主で終わり、自分自身にがっがりする人も多いでしょう。
三日坊主と昔からいわれるように、何か新しいことを継続するのはとても難しいもの。コツやポイントを押さえておけば、三日坊主にならずに済むかもしれません。
本日は三日坊主を克服する方法についてご紹介します。
そもそも三日坊主という言葉の由来は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
そもそも三日坊主というのは3日で飽きてしまうくらい長続きしないことの意味。また、そのような人のことを嘲っていう言葉のこと。
もともとは修行に耐えられず、3日で還俗(げんぞく=一度出家した者が再び俗人に戻ること)をしてしまう僧侶から来ているそうです。
何事も長続きしない
三日坊主は前述の通り、何事も長続きしない、長く続けられないことを指す言葉。何をやっても長続きしない人を指すケースもあります。
新年になると、日記をはじめよう、ダイエットをはじめよう、なにか新たな趣味をはじめてみよう、という思いを抱いた経験がある方もいるのではないでしょうか? しかし、これらの新たな試み、思いを1年間やり通した、という経験がある方は少ないのではないでしょうか?
こうしたケースで「三日坊主」に終わってしまった、なんて使ったりしますよね。
三日坊主という言葉ですが、実際には三日間しか続かなかったというわけではなく、ここでいう三日は「短期間」という意味。三日坊主はなにか新しいことをはじめても、継続することができない性格やその人を指す言葉なので、基本的にはネガティブな意味で使われます。
由来
前述の通り、一人前の僧侶になることを志す修行僧が、三日ほど経つと脱落してしまう様子を指して「三日坊主」というようになりました。
とはいえ、僧侶の修行というのはとても過酷な者で、生半可な気持ちで続けることはできません。絶対に僧侶になる! と意気込んで出家したとしても、俗人に戻りたい、と思う人は出てしまうもの。こうした様子を指して三日坊主といわれるようになりました。
心理学的には
この三日坊主、心理学的には「馴化(じゅんか)」や「心理的飽和」というそうです。
馴化は繰り返し刺激を受けると、刺激に慣れてしまって、次第に反応が薄くなるということ。これはなんとなくイメージがつきやすいのではないでしょうか? 特にメリットやデメリットのない、単調な作業を続けているときに起きやすく、馴化したとしても新しい刺激を与えられると反応することもあるそうです。
心理的飽和とは同じ作業を繰り返していると次第に、飽きてしまい続ける意思がなくなること。単純作業を繰り返していると、次第に効率が落ちてしまうもの。この状態が心理的飽和です。
誰しも馴化、心理的飽和状態になるため、どれだけ優れた人であっても三日坊主になり得ます。
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