Cookieを有効にするとどうなる?危険性は?

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ここまでCookieに対して規制が強くなってきた、ということをお伝えしてきましたが、Cookieは非常に便利なもの。まずはメリットとデメリットについて見ていきましょう。
Cookieのメリット
Cookieがあることで情報を一時保存でき、サイトを快適に利用できることは間違いありません。
1.入力した内容を残せる
2.ログイン状態を維持できる
3.現在地に合わせた情報を表示できる
4.個人にカスタマイズされた広告が表示される
というのが大きなメリット。前述の通り、ECサイトで買い物かごにいれた商品をそのままにできるのはCookieのおかげ。さらにパソコンをシャットダウンして再起動した際、さまざまなWebサービスでログインしたままになっているのもCookieのおかげです。
また、サードパーティCookieがあることで、自分に感心がある広告を表示してくれる、というメリットもあります。
Cookieのデメリット
一方でデメリットも当然存在します。
共有パソコン(職場や学校、インターネットカフェなど)でCookieを保存しておく場合は注意が必要です。Cookieが残っているとクレジットカードの情報やID、パスワードといった情報が流出する恐れがあります。
これらは内部に情報が残っていると悪用される危険性があるため、共有パソコンでは重要な情報は扱わない、共有パソコンでは後述する手順でCookieを削除する、というのがオススメです。
では改めて、Cookieを有効にする危険性について見ていきましょう。
スマートフォンでは「Cookieを常に許可する」などのポップアップが表示され、何が何だかよくわからないまま、OKを押している方もいるかもしれません。Cookieとは危険なものなのでしょうか?
予約管理システムなどを採用しているWebサービスにおいては、Cookieを利用してログイン情報を保持しているものもあります。これはECサイト(ショッピングサイト)でも同様ですね。
その際、Cookieが許可されていないと、「Cookieが許可されていないので利用できません」といった警告が表示されることがあります。
Cookie自体になにか直接的な危険性はありません。しかし、サイトの閲覧情報がどこかのサービスに利用される可能性は十分にあり得ます。
こうしたプライバシー情報について、特に問題ない、という方であればCookieを許可しておいても問題ありません。しかし、どうしても不安だ、という方はCookieを常にオフにしておく、あるいはサイトによって許可か拒否かを選択する、という対策が良いでしょう。
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