自宅で最期、病院で最期、それぞれの良いところ、悪いところをしっかり考えておこう

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
続いて自宅で最期を迎える「在宅死」と病院で最期を迎える「病院死」のメリット/デメリットを考えていきましょう。
まず在宅死のメリットは家族としての自分の役割を最期まで果たせること、生活の場で治療を行えるのでQOL(=Quality Of Life 生活の質)が向上すること、生活リズムを自由に決められ自分らしく生活できること、家族と好きな時間にコミュニケーションがとれることなどがメリットでしょうか。
一方で医療者が常にいるわけではないので急変には対応できない、吸引などの医療行為を素人である家族が行わなければならない、家族に肉体的・精神的な負担をかける、家族が息抜きできない、という主に自分以外の家族に大きなデメリットがあります。
病院死の場合は医療者が常に近くにいるので安心、24時間体制で看護してもらえる、容態の急変にも対応してもらえる、というのがメリット。
デメリットは家族との時間が減少したり、病院の規則や時間に拘束され自分だけの時間を好きに持てなかったり、治療以外の時間でも自由に過ごせない、ベッドの上のみの生活になる、最期の瞬間に家族がいるとは限らない、というのがデメリットでしょうか。
これらのメリット・デメリットを比較して自らの最期の場所、最期の瞬間を選べると良いですね。
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