もし、大きい火山が近くで噴火した場合はどうする?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
最後にもしも身近で火山が噴火してしまったとき、どのような対応をすれば良いのかをご紹介いたします。
まず噴火が発生した際は、すぐに頑丈な建物の中に避難しましょう。
その際、コンクリート製などの建物への避難がもっとも大切です。登山中であれば山小屋へ。山小屋もないという場合は岩陰などに身を隠し、ザックなど大きな荷物で身体を保護し、噴石などを避けましょう。
また、同時に噴石や火山灰などを体内に入れないよう、心がけることも大切です。噴火中は外出を控えるのはもちろん、外出時にはマスクやゴーグルを着用し、目鼻口を保護しましょう。もしも登山中でこれらがない時はタオルで鼻や口を覆って、火山灰を吸い込まないように注意を。目に火山灰が付着すると異物感を感じる場合があるので、コンタクトレンズを着用している方は外した方が良いと言われています。
身近で噴火が発生した際は、衣服から火山灰をしっかりと払い落とし、家に入った後は手洗い・うがい、洗髪で身体からしっかりと火山灰を取り除き、室内には火山灰を持ち込まないよう心がけることが大切です。
降灰時には視界が極端に悪くなります。昼間であっても薄暗くなり、見通が悪くなります。運転中であればセンターラインや一時停止などの表示も見えにくくなるので、できれば運転を控えるのが無難。どうしても運転をしなければならない際はハザードランプを点灯したり、周囲に自分の存在をアピールするよう工夫しましょう。
そしてもっとも大事なのは気象庁や自治体の情報をキャッチすること。噴火が発生すると自治体や気象庁から火山活動や避難に関する情報が発信されます。これらを逃すことなく、キャッチすることが自分の身を守るために有効な手段です。
また、火山の近くにいる場合は緊急速報がメールで通知されることもあります。登山などを行う際は事前にこうした情報を得る手段を持っておきましょう。
避難を行うときはヘルメット等を着用し、動きやすい服装であることはもちろんですが肌を保護するためにも長袖・長ズボン、軍手を着用しましょう。長靴の方がよさそうですが、普段から履き慣れた「底が厚め」のクツを着用しましょう。できるだけ両手は空いた状態が良いので、リュックに避難グッズを詰めて移動するのがオススメです。
避難する際は可能な限り複数人で移動し、夜間の移動は危険なのでなるべく日中の明るい時間に移動するようにしましょう。
火山災害は意外と身近なもの。しっかりと事前に準備しておき、いざというときに戸惑うことがないようにしておきましょう。
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