知らない番号の電話を受け取ったら中国語の自動音声。中国語自動音声は詐欺の証?

自動音声の中国語は一体なにを言っている?間違って何か押したらどうなる?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

実際に電話に出てみると、数秒間の沈黙の後、自動音声ガイダンスが始まります。

このガイダンスでは「中国大使館で重要な手紙を預かっている」といったことを言っているそうです。もしも中国語が分かる場合、この電話では 「詳細について、9番を押してください」とアナウンス。電話の指示に従い、9番を押してしまうと、中国大使館員を騙る人物が出て、個人情報を尋ねてきた上で、手数料などと言ってお金をだまし取ろうとしてくるそうです。
この電話は複数のバリエーションがあって、ビザに問題があるというパターンもあるそうで、こうしたことから中国への渡航ビザを所有している人か、あるいは日本に就労ビザなどで住んでいる中国人がターゲットではないか、と推察されます。

今回は中国語だからわかりにくいですが、例えば数年前は以下のような詐欺が流行しました。携帯電話に着信があり、電話に出ると「あなたが登録している有料コンテンツの料金が未納です。支払わなければ民事訴訟となります」のような音声ガイダンスが流れます。続けて、「料金を確認する場合は1を、心当たりがない方は2を押してください」のように流れるのです。
もちろん、心当たりがない方は2を押すことでしょう。
しかしこの場合、正解は「押さない」です。どちらの番号を押したとしても詐欺師が出て、架空の料金を請求されてしまいます。例えば「あなたの住所や電話番号が使用されている。このままだと請求をしなければならない。10万円支払えば名簿から消すことが出来る」などと言われてしまうのです。

今回の中国語の音声ガイダンスはまさに上記詐欺の中国語版。基本的に中国語が分からなければ被害に遭いませんが、中国語が分かる方は要注意だと言えそうですね。
もしも間違って押してしまった場合、今後詐欺の電話がその電話番号に多くかかってくることになるでしょう。大切なのは上でもご紹介した「国番号」がついた電話に出ないこと、そして出てしまったらすぐに切ることです。間違って押してしまった場合は取り返しがつかなくなる恐れもあります。決して押さないよう、注意しましょう。

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