ある日、知らない番号から電話がかかってきて受けてみると自動音声の中国語が流れた経験ありませんか?
受けてしまった人は詐欺ではないかと不安になると思います。
本日はその中国語電話についてご紹介します。
知らない番号からかかってきた中国語の電話は国際ワン切詐欺?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
もしも身に覚えのない電話番号や非通知からの着信があったとき、普段どのように対応していますか?
出ない、電話番号を調べてから出る、かけ直す、といった対応を取る方が多いのではないでしょうか?中には「大事な要件かもしれないから」とすぐに出てしまう方もいるかもしれません。
ここ数年、非通知着信を使った電話詐欺が増えています。着信に応答してしまうと、「この電話番号は出てくれる」と業者間で電話番号が出回り、電話が鳴り止まなかったり、話をしてしまうと話し方等から年齢、性別等がある程度特定されてしまい、より詐欺のターゲットになりやすくなります。
非通知の着信は十分に気をつけなければならないのです。
2019年〜2020年あたりは国際電話を使った詐欺が横行していました。
「+60」、「+62」、「+63」、「+65」、「+66」、「+222」、「+675」、「+887」など、普段目にすることのない「+」がついた電話番号から着信があり、うっかり出てしまうと高額な通話料が請求される、といったものです。これは日本の携帯電話会社の仕組みを利用したもので、docomo、au、SoftBankなど携帯事業者各社は、海外からの着信に「応答」するだけで高額な通話料が発生する可能性があるため。こうした電話がかかってきた場合、まず大切なのは「出ない」こと。もしも着信があったとしても「ワンコール」で切れるのが特徴なので、折り返したりせず、放置したり、着信拒否リストに入れるのが良いでしょう。
もしも折り返しの電話をかけてしまった場合、30秒で250円という高額な通話料を負担させようとしてくることもありました。
そんな詐欺の最新型が現在流行している中国語の自動音声ガイダンスが流れるという詐欺。実際にお笑い芸人・カンニング竹山さんのもとにもこうした電話がかかってきたとtwitterで報告していました。
中国から謎の電話が来る。留守番電話に入っていたメッセージを音声翻訳してみたらこんな内容。よくわからんが怖い😆 pic.twitter.com/IQf3mX8ryE
— カンニング竹山 (@takeyama0330) August 19, 2020
ついつい電話をとってしまうと突然始まる中国語での自動音声はなんだか不気味ですよね。
実際にこの電話を受けたと思われる人の中には、後日中国の大使館員と公安局員を騙る男女に「犯罪行為をした」などと脅され、411万円をだまし取られたそうです。また、2020年9月29日に国際電話を受けた中国語がわかる女性は、中国・武漢の公安を名乗る人物に脅され、4回にわたり250万円を振り込んでしまったそうです。
さらに同年9月30日には同様の電話の後、中国のしゃんかい警察を騙る人物にだまされ、同年10月1日〜8日までに3,600万円も振り込んでしまったそうです。
このようにさまざまな被害が日本各地で発生しています。
中国語での自動音声ガイダンスなので、ターゲットは中国語が分かる人物であると推察されます。
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