ぶつぶつ独り言を辞めたい!人と会う機会が減ってから独り言がひどくなる人が多い!

人と会う機会も少なく、1日中ひとりで家にいる方の中で、気がつかないうちに独り言が増えた!と感じた方もいるのではないでしょうか? 
また、人に会うときに独り言がうっかり漏れてしまい、どうするか悩み、独り言をやめたいと考えていませんか?

これだけでなく、身の回りにも独り言が多い人っていますよね。
本日は独り言について考えていきます。

独り言の原因は?

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まずは独り言の原因について見ていきましょう。

気がつくと独り言をしゃべっている。もしかすると病気かもしれない。そう考える方もいることでしょう。実際に病的に独り言が多い方もいますし、ぶつぶつと独り言が止まらない人を見ると心配にもなるものです。

そもそも独り言とはどのようなものなのでしょうか?
一説によると、一人で過ごす時間が長くなると、孤独感が起こり、次第に強くなり、考え事をする時間が増えるといいます。その際、無意識に考えていることが口をついて出るのが「独り言」です。

私たち人間は、独り言をつぶやき、自らの声を聞くことで、不安や寂しさといった心理的なストレスを解消するそうです。その結果、独り言は心身のバランスを図ろうとする無意識な行動だそうです。



さらに独り言には考えをまとめる、といった作用もあります。特にホワイトカラーのデスクワーク、エンジニアなどに独り言は多く見られるそうで、考えていることを声に出すことで頭を整理し、答えを導き出そうとするのだとか。

これらの独り言は病気ではありませんので、心配する必要はありません。同様に、テレビを見ていて思わず突っ込んでしまったり、買い物を終えた後に「あ!買い忘れがあった」程度であれば、心配する必要はありません。

しかし、突然怒り出したり、誰かと会話しているかのような独り言、急に笑い出す、といった場合は、病気が疑われるかもしれません。

独り言で疑われる病気

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独り言が増加している場合、うつ病や統合失調症、発達障がいといった病気が疑われます。これらはいずれも、本人はなかなか自覚しにくいため、周囲の人が気がつく必要があります。いずれも精神科、心療内科、メンタルクリニックなどの受診を勧めましょう。

うつ病が疑われる場合、態度を変えず、今まで通り、変わらず接しましょう。うつ病の場合、無理に励ますと逆効果になるので、変わらない態度で接するようにしましょう。うつ病の場合、ストレスとなる原因を探り、しっかりと休むことが大切。周りのサポートの大切なので、通院し、原因や治療方法など、早期に明らかにすることが重要です。

統合失調症

統合失調症は心や考えがまとまりづらくなる病気です。気分や行動、人間関係などに影響を及ぼしてしまいます。

統合失調症は健康なときにはなかった状態が現れる陽性症状と、健康なときにあったものが失われる陰性症状があります。
典型的な陽性症状は幻覚と妄想が代表例。幻覚のなかでも、周りの人には聞こえない声が帰庫会える幻聴が多く見られるそうです。
陰性症状は意欲低下や感情表現が少なくなるといった症状が現れます。



症状の見分け方としては、独り言をつぶやきつづける、悪口・陰口をいわれているなどの被害を訴える、話がまとまらず支離滅裂になる、ひとりでいることが多いといったサインがあります。
いずれも早期治療が大切なので、専門機関への相談を促しましょう。

発症の原因はいまだわかっていませんが、統合失調症になりやすい要因をいくつかもっている人が、仕事や人間関係のストレスや環境の変化などをきっかけに、発症するのではないかと考えられています。

決して少ない病気では無く、日本の統合失調症の患者数は約80万人と言われています。世界で見てみると、生涯の内に統合失調症を発症する人は全人口の0.7パーセントもいるのだとか。これは約100人の1人の割合となります。知らないだけで、身近な人が統合失調症を患っている可能性があります。
統合失調症について詳しく知りたい方は下の書籍をご参考ください。

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