空いている土地を活用して老後のための資金を集めるためのアイデアとは?

広い土地と狭い土地の有効活用のアイデアは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

長期的には支出がある程度あっても、収益性が見込める方法がベストです。この方法なら相続税を抑えられるので、子ども、孫世代への相続を検討しているという方は選択肢に入ってくると思います。

最近ではマイホーム需要が低く、賃貸住宅需要が増しています。だからこそ、アパートやマンションの経営は以前よりも安定的な収益が見込める方法になってきているのです。

利便性の良い地域に土地を所有している場合、マンション経営、アパート経営での土地活用が有効。利便性が良くない地域では高齢者向けの住宅などで土地活用する、ということも考えられます。
手元資金が心許ない場合、土地を貸したり、土地信託、駐車場、トランクルーム、太陽光発電、資材置き場、貸し農園、ドッグランなどの活用方法があります。

借地の場合はあまり高額な借地料を得られないのがデメリットでしょうか。一般的に借地料は固定資産税・都市開発税の2倍〜3杯程度に設定されています。借地は旧法借地権と新法借地権があって、旧法借地権は建築された住宅に住んでいる人の権利が優先されるので、将来的に土地活用したいと考えていても、自由に活用することができませんし、簡単に賃料を上げることができません。



土地信託は信託会社に土地を預け、信託会社に事業化してもらう方法。期間をあらかじめ設定し、その間信託会社が土地活用し、契約が終了すると土地は戻ってきます。
利益からコストが引かれる形式なので、資金は必要ありませんが、小規模な場合、あまり大きな収益は見込めません。
ただアパートやマンションなどとして運用された場合、これら物件込みで土地が戻ってくるので、収益が見込める場合があります。

このほか、平面駐車場ならすぐに始められますし、都会ならトランクルームなどがオススメです。一戸建てやトランクルーム完備のマンションなどが多いエリアではあまり需要はない点は注意が必要です。

田舎に広大な土地があるなら太陽光発電施設がオススメの方法。交通の便が悪く、集合住宅での収益性を見込めないエリアは太陽光発電施設が多く建設されています。
隣家が近いと反射した光によってトラブルが発生する恐れがあるので、いろいろな条件を満たす必要があります。
また、太陽光発電装置は少なくとも10年以上の償却期間を想定しているので、10年経たないうちに状況が変わっても、すぐに土地活用方法を変えられないというデメリットがあります。

ほかにも資材置き場なら都会・田舎を問わず需要がありますし、貸し農園は住宅街ほど需要があるでしょう。ドッグランもきちんと整備されていれば、ある程度人がいるエリアなら需要があることでしょう。

【土地活用に関する書籍の紹介】

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