非常用で買っておいた薬や以前病院で処方された薬、使用期限ってあるの?時間が経ったけど使っていい?

薬の正しい保管方法と、もし古い薬の飲んでしまった場合は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

では使用期限が切れた薬を飲んでしまった場合、身体はどのような変化をするのでしょうか?
1960年代に古い抗生物質が原因で病気になった事例が発生しています。この事例では3人の患者が腎疾患を患いましたが、その後回復しています。

アメリカ・食品医薬品局(FDA)によると、使用期限前の薬は、その薬の「同一性」「力価」「品質」「純度」が保たれていることが期待されるそうです。とはいえ、薬の使用期限が切れたからと医って薬が飲めなくなる、というわけではありません。

薬の使用期限はメーカーが試験を行った日数であるといえます。つまり、使用期限が3年の薬なら、メーカーは少なくとも3年は試験を行い、品質が保たれていると判断されているわけです。
風邪薬であれば新品よりも品質が多少下がってもそこまで問題はないでしょう。しかし、アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤「エピペン」の有効成分エピネフリンは使用期限を過ぎると急激に効果がなくなることがわかっています。薬によって期限が過ぎても効果がある程度あるもの、なくなるものがあるので、薬についてしっかりとした正しい知識を持つことが大切です。特にエピペンは命を救うための薬でもあります。こういった薬については特に気をつけて使用期限を確認するようにしましょう。

薬は高温多湿、直射日光を避ける、冷所保存の指示があるときは冷蔵庫で保管、薬以外のものと区別して保管、容器を入れ替えない、古い薬は捨てる、子どもの手の届くところに置かない、というのが基本的な保管方法。正しい保管方法と使用期限を守り、安心・安全に薬を使いましょう。
また、慢性疾患で毎日薬を飲まれる方は正しい時間に服用できるように常に見える場所に正しく保管したり、薬の飲む時間にアラムを設定するなどの工夫をしてみましょう。

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