加齢にともない熱中症になりやすくなる原因は

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高齢者が熱中症になりやすい原因はいくつかありますので、ひとつずつご紹介していきます。
ひとつめは暑さを感じにくくなっているということ。
高齢者は若者ほど暑さを感じにくくなっています。通常は気温が上がって体温が上がれば、暑いと感じ発汗し、体温を下げようとします。しかし、高齢者は体温調節機能が低下してしまうため、体温が上昇してしまったとしても、うまく体温を下げられないそうです。
体温調節機能が衰えていても、暑さを感じてさえいれば涼しい場所に移動したり、飲み物を飲んだりするもの。しかし、そもそも暑さを感じていないのですから、なかなかこういった防衛策を取ることが難しいのが現状です。
外出の時は暑さを数値で確認できる「熱中症アラーム」などを持って歩くことで熱中症を予防することができます。
ふたつめは体内の水分量が減少するということ。高齢者は若年層よりも体内に保持している水分量が少ないといわれています。体温調節には水分が欠かせませんが、そもそも体内に水分をあまり保有していないのなら、ちょっと汗をかいただけで体内から水分が失われ、熱中症になりやすくなってしまうのです。
トイレの回数を控えたいといった理由で水分補給を控える方も多いそうです。しかし、体内の老廃物を排出するためにもこまめな水分補給を心がけましょう。
ひどく暑い日にはナトリウムが含まれたスポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。
三つ目の理由は喉の渇きを感じにくくなっているということです。体内の水分量が少なければ、人は自然と喉が渇き、水分を摂取するもの。しかし、喉の渇きを感じにくくなっているため、脱水状態であっても「喉が渇いた」と自覚しにくくなっているようです。
水分は「乾く前の飲む」を心がけましょう。
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