爪は健康を確認できる場所でもある!

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そんな爪は健康状態のサインを発してくれる場合も。爪は形や色に栄養不足や体調不良のサインが出やすい箇所。健康状態をチェックする部位でもあります。
健康な人の爪は薄いピンク色で、表面も滑らかでツヤがあります。
爪に縦線が入っているときは、老化のサイン。これは年齢を重ねると爪が乾燥するため起こったりすることが多く、病気の心配は少ないと言えるでしょう。このほかにもストレス、睡眠不足、過労などでも爪に縦線が入るケースがあります。
横線が入っているときは、爪母に栄養が行っておらず、爪の成長が抑えられているというサイン。体調不良、ストレスといったことが原因として考えられます。このほか爪の手入れや日常生活などで爪母を傷つけてしまったり、高熱が出たりするときにも現れやすいサインです。浅く、太い溝が入っているという場合は糖尿病などを起因とする栄養障害の場合もあるそうなので、じっくりと爪を観察してみましょう。基本的に爪は爪母から押し出されるように出てくるので、指先ほど古い爪。人の爪は1日に0.1ミリほど伸びるので、爪の根元から6ミリくらいの位置に横線が入っている場合、2ヶ月くらいまえに何か体調不良などがあったというサインかもしれません。
爪は背爪(はいそう)、中爪(ちゅうそう)、腹爪(ふくそう)という3層構造になっています。もっとも外側が背爪ですね。これらの層の間に空気が入り込んでしまうと、爪が2枚あるように見える「二枚爪」状態。二枚爪や爪が割れてしまうのは、爪の乾燥や外部からの衝撃が原因であるほか、栄養不足、加齢、ストレス、鉄欠乏症貧血といったケースが考えられます。マニキュアを塗ったり、剥がしたりが頻繁な方は、除光液によって爪が乾燥しやすくなっているため、二枚爪になりやすいそうです。最近は爪の保湿液なども販売されているので、しっかりと爪を保湿しましょう。爪の保湿ができる爪専用オイルやセラムなどを使ってみるのも良いかもしれません。
このほか、通常ピンクに見える爪が白い場合は鉄欠乏症貧血や低色素性貧血の疑いが、白濁している場合は肝硬変や腎不全、糖尿病の疑いが、黄色い場合は爪水虫や感染症、リンパ系の病気や新陳代謝低下が疑われます。青紫の場合は血液が滞っているサインです。爪の様子をしっかりと観察することで、病気を発見できることがあるかもしれません。
私たちの爪は4ヶ月〜6ヶ月の歴史を示すもの。まずはご自身の手をしっかりと観察してみませんか?
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