もし、のどに詰まったときの応急措置は?もしもの時に備えて知っておこう

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
もしも喉に何かを詰まらせてしまった人がいた場合、どのような応急処置ができるのでしょうか?
喉に何かを詰まらせると問題になるのが呼吸ができなくなること。通常、呼吸が止まってしまうと1分程度で意識障害が起こり、5分以上呼吸を続けられない状態が続くと、救命の可能性が25パーセント以下になるといわれています。だからこそ、速やかに詰まったものを取り除くことが重要です。
喉に何かを詰まらせたら、まずは呼吸の状態を確認しましょう。
詰まったものが小さく、呼吸ができているのであれば無理に取り除くのではなく、すぐに病院に連れて行きましょう。もしも呼吸をしていない場合、詰まったものが見えるときは掻き出すことも可能です。ただし、その際は奥に押し込まないよう注意しましょう。指を噛まれてしまう恐れもあるので、指に布を巻いたり、割り箸を使ったりといった工夫が求められます。意識があるときは咳を促すのもひとつの手です。
咳ができないとき、咳をしても取り除けないときは、介護者の利き手側が足になるよう横向きに寝かせて、腹部側で立ちヒザになり、身体を支えながら肩甲骨の間を手の付け根で4,5回強く連続して素早く叩きましょう。
このほか、胃を持ち上げるようにおなかを突き上げる腹部突き上げる方法もあります。座らせた病人の後ろに立って、両脇から腕をくぐらせ、片手をグーにし、みぞおちのやや下に当てて、もう一方の手をパーにして、グーの手にかぶせ、自分の方に素早く引き上げる方法です。この方法はトレーニングが必要なので、ぜひ自治体などが開催している講習などを受けましょう。
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