冬に脱水になりやすい理由は?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
冬はとても乾燥するもの。この乾燥によって脱水状態に陥りやすいといいます。
現代の住宅は気密性が高く、エアコンなどの暖房器具を使用することで湿度が下がってしまいます。
昔の住宅なら湿度をコントロールするふすまや畳などがありましたが、現代の住宅ではこれらがあまり多くなく、より乾燥しやすい環境だそうです。
乾燥した環境だと皮膚や粘膜、呼気などから身体の水分がどんどん失われていきます。自覚しないまま、脱水状態に陥ってしまうのです。
これら外的環境以外にも、冬は内的環境によっても脱水状態に陥りやすいのだとか。
ここまででお伝えしている通り、冬は水分を失っていても喉が渇きにくく、飲料の摂取が少なくなります。
また、体感温度が低いと身体を冷やしたくないため、飲料の摂取を控えるケースもありますよね。
同じ理由で、冬場の運動時は適切な水分摂取が足りないともいわれています。
冬場は外的環境、内的環境の両方によって水分摂取が減少する傾向にあります。夏以上に気をつけて水分摂取をしなければ脱水状態に陥ってしまうことでしょう。
今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあって七日、インフルエンザはあまり流行していません。
しかし、例年ならインフルエンザが大流行していますよね。
これらウイルス感染も脱水の原因になりやすいそうです。
インフルエンザなど高熱が出るウイルスは体温調節のため発汗しやすくなり、身体から水分がどんどん失われていきます。
また、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎を発症すると嘔吐や下痢などを繰り返すもの。
とてもつらい病気ですが、これらによって大量に体液を体外に排出することになります。
嘔吐、下痢などを繰り返すと体液とともにナトリウムやミネラルなどの電解質も失われ、より脱水症に陥るリスクが高まるそうです。
冬場も夏場同様、十分水分摂取に気をつけましょう。
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