座るのなら正しく座ることが重要!

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とはいえ、ヒザや腰が痛いし、長時間動くのは大変……。という方もいるでしょう。
どうしても座る時間が長くなってしまっている方は座るときの姿勢に気をつけてみましょう。
姿勢が悪いと血行を妨げてしまい、肩こりや腰痛、冷え性の原因となってしまいます。
正しい姿勢、正しい座り方、自分に合った椅子をしっかりと見ていきましょう。
姿勢
日常生活の中で、立つ、座る、寝る、という3つの動作のうち、どれか、あるいは全ては誰しもが行うもの。これらの動作のなかでもっとも疲れるのが「立つ」こと、だと思っていませんか? しかし、きちんとした姿勢で座ると、「座る」ことも立つことと同じくらいのエネルギーを使うのです。
例えば背筋を伸ばして立っていれば、背骨から腰、足へとバランス良く体重が伝わっています。このとき、背骨がしっかりとS字カーブを描いているのが大切です。
腰をそらしすぎていたり、猫背になっていると、足や腰だけに負担がかかり、バランスを取ろうとして肩こりなどを引き起こしてしまいます。
人間の体の構造上、立っているときは比較的正しい姿勢でいやすいといえます。
ところが、座っている状態においては、おしりだけで全体重を支えることになりますよね。おしりにくっついているのが腰です。腰は5つの腰椎で支えられていて、腰椎と腰椎の間には「椎間板」があります。正しい姿勢で座っていなければこの椎間板に大きな負担がかかってしまうのです。
立っているとき、体の重心は腰から離れたところにあるもの。しかし、座っている状態だと椎間板辺りに重心が来るため、より負担がかかるのです。
このほか、頭の重さは相当なもの。赤ちゃんの頭も相当重いと感じたことはありませんか?
これは大人になっても一緒で、一般的に体重の10パーセントほどが頭の重さだと言われています。体重50キロの人なら5キロ、体重60キロの人なら6キロが頭の重さなのです。ボウリングの球でいうと11ポンド〜13ポンドほどの重さがあるのです。
座り方によっては頭の重さを支えきれず、首や肩の筋肉に大きな負担をかけてしまいます。負担をかけ続けると血行が悪くなり、肩こりに繋がるのです。
座り続けると肩や腰に大きな負担がかかり、筋肉はいつも以上に頑張ろうとします。頑張ろうとする筋肉は緊張状態に。緊張状態が長く続くと骨盤が歪み、血行不良を生んで冷え性などにも発展してしまうのです。
正しい座り方
それでは具体的にどのような座り方が正しい座り方なのでしょうか? 椅子に座るときの正しい座り方を見ていきましょう。
まずは座骨を探しましょう。座骨は骨盤の先端の尖った部分。後ろからゆっくりと体を起こし、座骨を過ぎると上半身が一気に軽くなります。そこが正しいポイントです。座骨で座ると腹筋や背筋の多少な緊張はもちろんですが、頭が自然に体の上に乗るのでとっても楽に座れますよ。
骨盤を立てるという意識が大切なのです。正しく座れていれば腹筋や背筋をうっすらと使っている感覚を覚えるはず。
一度軽く後ろに倒れてからゆっくりと体を起こしてみましょう。きっと楽なポイントが見つかるはずです。
しかし、腰をまっすぐにして座ると腰が痛いと感じる方も多いのではないでしょうか。
腰痛にならずに骨盤を立てた座り方を詳しく解説する動画を参考にし、正しく座る姿勢を習慣にしてみてはいかがでしょうか。
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