節分は何で恵方巻を食べるの?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
昔はそんなことなかったのにここ20年ほどで急速に進んだ文化「恵方巻き」。
時期になるとスーパーやコンビニなどで山積みになって販売されており、食品ロスも問題になっています。
いつから恵方巻きを食べるようになったのでしょうか?
そもそものきっかけは大阪鮓商組合が「節分の日に丸かぶり~この流行は古くから花柳界にもてはやされていました。恵方を向いて無言で壱本の巻寿司を丸かぶりすれば其の年は幸運に恵まれる」というチラシを配布したことがきっかけだと言われています。
その後、1973(昭和48)年頃、大阪海苔問屋協同組合が節分をPR。1977(昭和52)年に海苔業界のイベント「海苔祭り」が大阪・道頓堀で開催され、「節分の丸かぶり」を取り入れた、巻き寿司早食い競争を行ったところ、マスコミに取り上げられ、全国的に認知されるようになりました。
1983(昭和58)年にはファミリーマートが大阪・兵庫限定で販売開始。1989(平成元)年にはセブンイレブンが広島で販売、1990(平成2)年はさらに販売エリアを拡げ、1998(平成10)年に全国で販売したことから、「節分」=「恵方巻き」という文化が急速に広まりました。
恵方巻きの食べ方
恵方巻きの食べ方について、詳しくルールが定められています。
まず1人1本太巻きを食べると言うこと。これは縁が切れたり、福が途切れたりしないよう、包丁などで切ってはいけません。
また、恵方巻きを選ぶ際、作る際は7種類の具が入った太巻きが好ましいそうです。
次に「恵方」を向いてい食べます。恵方とは歳徳神がいる方角で、毎年変わるのが特徴です。
ちなみに2021年は南南東やや南、2022年は北北西やや北、2023年は南南東やや南だそうですよ。
その後は願い事をしながら、最後まで黙々と食べます。しゃべると運が逃げるといわれているので、口をきかず、黙々と食べるそう。
黙々と恵方を食べている姿はちょっと滑稽ですよね。
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