冬になるといつもより食欲が増す理由は?

今年の冬はおうち時間が増えると共におやつの取りすぎにはご注意を!

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

特に今は新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、室内に閉じこもりがちな方も多いでしょう。
家にいる時間が長くなると、ついついお菓子を食べてしまう方もいるはず。
とはいえ、お菓子を食べ過ぎるとさまざまな健康状態に悪影響を及ぼすかもしれません。

アメリカ・コロンビア大学の研究チームが、高齢者2,226人を7年間追跡調査した研究によると、加糖された飲食物によって1日あたりの糖分摂取量が30.3グラムだった人は、5.8グラムだった人と比較してアルツハイマー病になる割合が33パーセント高かったそうです。

同研究チームによると特にアルツハイマー病発症リスクが高まるのは炭酸印象。
炭酸飲料と炭酸が含まれていない加糖飲料を比較したところ、炭酸飲料は発症リスクが著しく高いことがわかっています。

WHOの指針では健康維持のため、糖類の摂取量を平均的な成人男性で1日あたり25グラム未満(ティースプーン6杯分程度)に抑えることを推奨しています。
しかし、同研究を踏まえてみると、高齢者の場合、もっと少なくても良いといえそうですね。

それでもおやつを食べないと口がさみしい、という方はゼリーや果物、蒸しパンなどを選択すると良いでしょう。
とはいえ、糖尿病などの持病を抱えている方は砂糖や塩分などを取り過ぎてしまうおやつは避けたいところ。
おやつは1日1回、100~200キロカロリー程度に抑えるのが理想的です。
おやつは主食ではなく、補食なので、満腹を感じない程度に食べるようにしましょう。

株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントが、75歳以上の男女100人を対象に行った調査によると、男性の43パーセント、女性の58パーセントが「つい、甘いものをデザートや間食に食べてしまう」と回答しています。
同様に男性の58パーセント、女性の41パーセントが、「薄味よりも濃い味付けが好き」とも。

若者が好むような、甘いものや濃いものが好きな高齢者はかなり多いということがさまざまな調査からわかっています。
高齢者が甘いものや濃い味を好む理由の一つとして、味覚の衰えがあります。
味覚は口の中の味蕾細胞を通し、感じています。
高齢者の場合、味蕾細胞の生成に必要な亜鉛が不足しがちになり、若い頃よりも味を感じにくくなっているのです。

このほか、高齢者の唾液分泌量が少ないことも要因のひとつなのだとか。
食べ物の成分が唾液に溶けにくいため、味覚が刺激されにくくなるので味のハッキリとしたものを好むのだそう。

おやつに含まれる糖分は非常に多く、炭酸飲料だと500ミリリットルあたり角砂糖15個前後も入っているそうです。
ジュースを日常的に飲む習慣がある方は、糖分を摂取しすぎかもしれません。

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