マスクしてても体臭が感じられるぐらいのあなたへ。加齢臭から抜け出すためには?

デオドラントも役立つけど、根本は生活習慣を変える必要がある!

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

加齢臭の原因は皮脂の脂肪酸が、過酸化脂質によって分解されることで生成されるノネナールが原因。
加齢臭は身体の酸化反応が大きく関わっているので、加齢臭対策は「皮脂」「ノネナール」の対策だけでなく、「体内の酸化を抑えるか」という観点も大切になってきます。

まず行うべきはニオイの原因となる皮脂・ノネナールを落とすこと。
ノネナールは肌に付着しやすく、水に溶けにくいという性質があります。
そのため、軽く汗を拭いたり、シャワーを浴びた程度では加齢臭は落ちません。
加齢臭を落とすためには「ゆっくり」「丁寧に」洗うのがとても大切。

皮脂は加齢臭の原因ですが肌を保護する役割も担っています。
皮脂を落としすぎると、足りない皮脂を補おうと皮脂の分泌が増加し、ニオイが却って強くなってしまうことも考えられます。
必要な皮脂まで落とさぬよう、「ゴシゴシ」と洗うのではなく「優しく・丁寧に・撫でるように」洗いましょう。

夜は丁寧に洗い、朝は就寝時に発生した皮脂をシャワーで洗い流せば加齢臭を抑えることは十分に可能です。

洗うとき、特に意識したい部位は「耳の後ろ」「首の後」「肩」「背中」。
一般的に汗が溜まりやすい部位は、ニオイの発生源となりやすいので、これらの部位はより丁寧に洗うことを心がけたいところ。
また、眉毛から鼻にかけた部位も皮脂腺が多く加齢臭が発生しやすいので丁寧に洗いましょう。

口臭も要注意

口臭対策は歯磨きだけではいけません。

歯ブラシで取り除ける歯垢は全体の60パーセント程度だと言われています。
歯医者などに行くと磨き残しを指摘されることがありますよね。
自分ではしっかりと磨いているつもりでも、思った以上に磨き残しは多いもの。
これらの磨き残しは虫歯の原因にもつながります。
デンタルフロスなども併用してしっかりと歯磨きはしたいところです。

ただ、デンタルフロスを組み合わせてようやく80パーセント程度しか磨けないと言われています。
丁寧に歯磨きで虫歯や歯周病による口臭は予防できますが、口内のバクテリアが食べかすなどを分解して不快なニオイを撒き散らす「生理的口臭」対策としては不十分なのです。

生理的口臭を防ぐにはエサとなる食べかすを最大限減らさなければなりません。

歯磨きで取り除けるバクテリアはごく一部で、多くは舌に潜んでいます。
舌の表面には舌乳頭という微細な突起が無数にあり、この突起の隙間がバクテリアの住処。
舌に食べカス、剥離した舌の上皮細胞、代謝物がこびりついたものを「舌苔(ぜったい)」と呼びます。
鏡で自分の舌を見た時に白っぽくなっているものが「舌苔」です。

中央がやや白っぽいくらいでは問題ありませんが、舌の表面全体を白く覆っている場合は「口臭」の発生源。
ここまで汚れている、という方はぜひ舌もキレイに磨きましょう。

舌苔を落とす方法はマウスウォッシュが最適。
さまざまな種類がありますが、口内乾燥の原因となるアルコールを含んだものは避けると良いでしょう。
非アルコールのマウスウォッシュを使えば、口内環境を清潔に保つことができますよ。

また、舌を磨くためのブラシなども販売されています。
あまりこれを使いすぎると舌を痛めてしまうので、なるべくならマウスウォッシュでメンテナンスを。
どうしてもひどい場合は歯ブラシではなく、専用の舌ブラシを使用しましょう。

ニオイ対策は現代のエチケット。
口内、体臭などしっかりとニオイ対策をして「モテる」シニアになりましょう!

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