ヴィーガンになる人続出!環境にも人にもやさしくなってみては?

環境保護のためにヴィーガンになる人が増えている!

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

日本でも盛り上がり始めてはいますが、海外特にアメリカにおいてはヴィーガン(ビーガン)人口が拡大傾向にあるそうです。

Global Dataという調査会社の報告によると、2014年にヴィーガン(ビーガン)であると主張した消費者はアメリカ全土でわずか1パーセントでした。
しかし、2017年には6パーセントにまで増加していました。

実際にアメリカでは肉を使用しないハンバーガーや魚を使用しないツナ、卵を使用しないマヨネーズ、乳製品を使用しないヨーグルト、ココナッツでできたアイスなど、ヴィーガン(ビーガン)の人々に配慮した食品が多数展開されています。
肉の代わりに大豆やエンドウ豆などを使用し、本物の肉のような見た目、食感、味を再現したフェイクミートと呼ばれる食品は日本でも数多く開発されてきています。

アメリカでヴィーガン(ビーガン)が増えている理由は環境に良いと考えているからだと分析している人もいます。
畜産業が環境に与える影響がとてつもなく大きいということはご存知の方も多いでしょう。

畜産業を行うと大量のメタンガスが排出されます。
このメタンガスこそが地球温暖化の最も大きな原因だと言われているのです。

平均的なサイズのハンバーガーを週に1回から2回食べた場合、そこに使用される牛肉を生み出すためには1年間に604キログラムの温室効果ガスが発生します。
604 キログラム と言ってもピンとこないでしょう。
これは車で約2,500 キロメートル 運転したときに発生する温室効果ガスと同等の量なのです。

参考
https://www.milliondollarvegan.com/meat-and-climate-change/

2018年にイギリスのオックスフォード大学が中心となり行った研究では、ベジタリアンの食事にすると63パーセント、ヴィーガン(ビーガン)の食事にすると70パーセント、温室効果ガスを削減することができると発表されています。

参考
https://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/news/201603-plant-based-diets/

畜産業はこの他にも水不足の問題にも大きく関わっていると言われています。

果物や野菜の生産と比較すると、畜産業が大量の水を必要とします。2030年には水の需要に対し、水資源が40パーセント不足すると言われています。
水資源の管理は持続可能な発展のためにはとても大きな課題になるのです。
こうした様々な最新の研究結果を受け、地球に対して優しい暮らしをしようと考えた人がヴィーガン(ビーガン)になっているのではないでしょうか?

もちろん動物性たんぱく質を摂取しないことで体に対して悪影響を及ぼすこともあるでしょう。

実際にヴィーガン(ビーガン)生活を提唱・推奨していた人の中には、慢性的な体調不良を訴え、病院に相談したところ、動物性のタンパク質や脂質が足りていないことが原因であることがわかりました。

その後、肉や魚などを摂取したところ、体調不良は改善した例もあるそうです。
0か100ではなくその食品がどのような過程を経て生産され、地球環境にどのぐらいの影響を及ぼすのか。
これからはそういった観点でも食品を選ぶことが求められる時代になりそうです。

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