暑い日々が続くとついつい冷たくて甘い飲み物を求める人も多いと思います。
しかし、甘い飲み物の飲む習慣は身体に悪影響を及ぼしますことをご存じでしたか?
実は熱中症を防ぐために飲むスポーツドリンクをはじめ、多くの清涼飲料水には大量の砂糖が含まれているのです。
本日は甘い飲み物の影響についてご紹介します。
夏の定番!清涼飲料の飲み過ぎには注意!想像以上に砂糖が含まれているので太る?

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みなさんはお昼の食事のあとに眠気やだるさに襲われてなにもやる気が起きない、という経験はありませんか?
昼食を摂ったことにより、体が糖質を一気に吸収して血糖値が上昇。
その結果、体内でインスリンが放出されることで、急激に血糖値が低下することで、眠気やだるさが引き起こされます。
眠気を覚ますために、甘い缶コーヒーや清涼飲料水(ジュース)を飲んでしまうと、大変なことになってしまうかもしれません。
ペットボトル症候群
特に暑い夏は水分補給をしっかりと行わなければなりません。
しかし、なかには水やお茶などが苦手で、飲みやすいからと、ついつい甘い清涼飲料水で水分補給をしてしまう方もいるのではないでしょうか?
毎回の水分補給が甘い飲み物の場合、またこうした甘い飲み物が手放せなくなっている場合、「ペットボトル症候群」(ペットボトルに入っているジュースが手放せない)になるかもしれません。
ペットボトルで多く販売されているジュース(砂糖水)は、消化するのに全く時間がかからず、あっという間に吸収されて血糖値を上昇させてしまうのです。
血糖値が上昇すると、脳ではドーパミンが分泌され、とても幸せな気持ちになるそう。
しかし、再度血糖値が低下すると、今度はイライラに変化します。
イライラし始めると、再び脳が糖質を求めて甘いものを口にしたくなるという、悪循環にはまっていくのです。
この状態のことを「糖質中毒」と呼ぶそうです。
まるでタバコや酒、薬物の中毒症状みたいですよね。
しかし、タバコや薬物とは異なり、糖質は脳細胞にとってなくてはならない存在。
血糖値が下がりすぎると、今度は脳細胞の働きが悪くなり、思考力や集中力、認知力が低下してしまいます。
そのため、適度な血糖値を維持する必要があります。
糖質を摂りすぎてしまうと、健康にも悪影響が。
摂りすぎた糖質は体内でタンパク質と結合し、老化物質を生み出す原因にもなるのです。
さらに多すぎる糖質は脳にも悪影響があります。
糖質を摂り過ぎると、高血糖状態が続き、インスリンを異常分泌してしまいます。
インスリンは血糖を下げる働きをするホルモン。
糖分を含む食品を食べると、消化酵素などの働きにより、ブドウ糖に分解され、小腸から血液中に吸収されます。
食事をしたり、甘い飲み物を飲むことで、血中の』ブドウ糖が増えすぎると、すい臓からインスリンが分泌され、インスリンの働きによって筋肉などにブドウ糖が送り込まれ、エネルギーとして作用します。
しかし、糖分を摂取しすぎた場合、インスリンが異常分泌し、細胞に糖を取り込むことができなくなってしまいます。
また、常に糖分を摂取し続けると、インスリンの分泌や働きが悪くなることがあり、糖をエネルギーとしてうまく活用できなくなることも。
糖をエネルギーに変換できなければ、血糖値が高い状態(高血糖)が続き、糖尿病に発展するかもしれません。
さらに細胞に糖を吸収できなくなると、脳細胞が栄養を摂取できず認知機能に異常を引き起こし、認知症へと繋がってしますのです。