人種差別をなくそう「#blacklivematter」で全世界のSNSユーザーが一斉投稿が

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
では先ほども触れましたが「#blacklivesmatter」について詳しく見ていきましょう。
人種差別と警察の残虐行為に対する抗議活動に用いられる上記ハッシュタグ。
特にアメリカにおいては、抗議活動を組織する上で、 SNS は重要な役割を果たしてきたそうです。
インターネット上では誰もが社会運動を始めることができるので、Twitter や Instagram といった SNS プラットフォームを使い、大勢の人に向け、メッセージを発信。
複数の町をまたぎ、活動を連携させることができるためです。
もともと「#blacklivesmatter」は、トレイヴォン・マーティンを射殺したジョージ・ジマーマンに無罪の判決が下ったことを受け、2013年にアリシア・ガーザが Facebook の投稿に使ったことが始まりだそうです。
しかし、最近では抗議の意味を込め、黒塗りの画像だけが投稿されるケースが目立ち、ハッシュタグの本来的な役割を果たせていないのだとか。
もちろん、「#blacklivesmatter」をつけて投稿している人は、抗議の意志や賛成の意思を示しているものと思われますが、本当に発信したい大切な情報が、黒塗りの画像で埋め尽くされてしまう自体に陥っているのだとか。
実際にtwitterで「#blacklivesmatter」を検索してみると、黒塗りの画像ばかりが一覧に並んでしまいます。
黒塗り画像の一覧は活動を封じ込める?
こうした黒塗りの画像は、実は活動を封じ込めるための組織的な動きで、一般の人々はその企みに気付かぬまま流行に飛びついたのではないか?と考える活動家もいるそうです。
確かに、自分たちが主張する思いが、ただの黒塗り画像に埋もれ流れてしまう可能性がありますよね。
意図的であるにしろ、自然発生的なものであるにしろ、運動を組織する人々と活動家にとっては全てを台無しにしてしまうものでした、と活動がコメントしています。
SNSを利用していると、自分以外の様々な情報を見ることができます。
Twitter や Facebook を例に挙げると、「いいね」機能や「シェア(リツイート)」機能といったことが特徴だと言えるでしょう。
自分が良いと感じた投稿は、自分以外の人に簡単に広めることができる仕組みが整っているのです。
しかし、情報を広める際は、本当にその情報が正しいのか、信頼できる情報なのか、という精査をせずとも拡散できてしまうともいえます。
>>次ページ 各SNSでハッシュタグを活用できていますか?