スーパーやドラックストアなど、生活のためにいかなければならない場所に人が集まる…。注意点は?

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人が集まる場所での注意点として、まずは新型コロナウイルス感染症の感染経路について理解しておきましょう。
ご存じの方も多いかと思いますが、新型コロナウイルス感染症は「飛沫感染」と「接触感染」というふたつの経路で感染を拡大させてきました。
「飛沫感染」とはくしゃみや咳をした際に、唾液がしぶきとなって飛散し、そのしぶきを他者が吸い込むことで感染してしまう経路のこと。
「接触感染」はくしゃみや咳をした際に手で押さえたとします。
その手で、たとえばエレベーターのボタンを押したり、電車のつり革に捕まる。
その後、そんなことを知らない第三者が唾液のついたボタンを押したり、つり革に捕まることで、第三者の手にウイルスが付着。
ウイルスが付着した手で、目や鼻、口を触ることで、粘膜から感染してしまう経路のことです。
新型コロナウイルス感染症については、こうした感染経路が明らかになっています。
感染経路さえわかっていれば、スーパーやドラッグストアなどでも対策しやすいでしょう。
感染経路からわかるとおり、まずはマスクをして自分のくしゃみや咳などを、できるだけ飛ばさない工夫が有効。
さらに外出しているとき、自宅にいるときを問わず、手で顔を触らない、手洗いを徹底する、ということも対策としては有効です。
外出から帰宅したら、すぐに手を洗い、うがいをし、顔にもウイルスが付着しているかもしれないので、顔もしっかりと洗いましょう。
こうした対策が新型コロナウイルス感染症拡大を防止するために有効だと言えます。
また、人が触れそうな場所、人が触れる場所にはウイルスがある可能性があります。
そのため、不用意に何かを触ることは避けた方が良いでしょう。
先ほど例で挙げたようにエレベーターのボタン、エスカレーターの手すり、階段の手すり、お金など、手で触れる機会が多い部分は要注意です。
このほか、3密を避ける、SocialDistanceを確保する、という考え方も重要です。
最近ではスーパーやドラッグストアのレジに並ぶ際、足元にマークが記されていることもありますよね。
おおよそ2メートル感覚で並ぶよう印がつけられていることがほとんどだと思いますので、人と人との距離をきちんと保ち、列に並ぶよう心がけましょう。
また、ウイルスは表面がツルツルした場所ほど長生きするといわれています。
外でも触るであろうスマートフォンや携帯電話、自宅でよく触るパソコンのキーボードなどよく触れる部分は、ウイルスが長生きします。
これらは定期的にアルコールで拭くなど清潔に保つよう、心がけましょう。
いずれにしても、もしも手で触れてしまっても、その手で顔を触れない、というのが大切です。
日常的に手洗いを習慣にして、可能ならアルコール消毒もこまめに行うようにするとよいでしょう。
小さなボトルのアルコールスプレーも販売されています。
外出時はこうしたボトルを持ち歩くのもひとつの手です。
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