「葉酸」は妊婦だけに必要な栄養素ではない!実はシニアにも重要な栄養素です

最近、新型コロナの影響で免疫力をあげるために色んなサプリからビタミンなど栄養素をとる方も多いと思います。
しかし、ビタミンを一生懸命摂取するだけでなく、葉酸もしっかりとることも重要です。

とくに葉酸と聞くと、妊婦だけが必要とする栄養だと考える方も多いのではないでしょうか?
しかし、高齢者にも葉酸は重要なのです。
本日は葉酸についてご紹介します。

葉酸とはどんな栄養素?効果とは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

そもそも葉酸とはどのようなものなのでしょうか?
まずは葉酸についてご紹介いたします。

葉酸とは「プテロイルモノグルタミン酸」およびその派生物の総称のこと。
水溶性ビタミンで、ビタミンB群に属するのが葉酸です。

植物の葉に多く含まれることが知られており、黄色結晶で光や熱に不安定な物質。
ビタミンB12と共に赤血球を構成するので、「造血のビタミン」なんて言われたりします。

食品の中では、葉酸の多くがポリグルタミン酸型として存在。
調理や消化の過程で、モノグルタミン酸型に変換され、小腸から吸収されます、
細胞内で再びポリグルタミン酸型となり、補酵素として機能しているのです。

先ほどもご紹介しましたが葉酸はビタミンB12とともに赤血球の生成を助けるビタミン。
代謝にも関わっていて、DNAやRNA など、核酸やタンパク質の生合成を促進。
さらに細胞の精算や再生を助けてくれているのです。

このことから、体の発育にも必要なとても重要なビタミンなのです。
葉酸があることで細胞分裂や成熟と言ったことを大きく左右するため、従来、特に胎児に大切な栄養だと言われてきました。
妊婦は積極的に葉酸を摂取するよう言われており、葉酸をしっかりとした量を摂取すると、神経管閉鎖障害などを胎児の先天異常の可能性を減らすことができます。

最近の研究では、ビタミンB12と葉酸が動脈硬化の危険因子と考えられている「ホモシステイン」を「メチオニン」に変換する反応を助けることが分かってきました。
メチオニンは血中のコレステロール値を低下させる可能性があるとも考えられており、ビタミンB12や葉酸を摂取することで、虚血性心疾患などの予防に効果が期待されています。

現在はさらに研究が進められており、今後、葉酸の効果がより明らかになってくるでしょう。

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