安いものから、少し高くても丈夫で長く使えるものに消費傾向!皆さんの消費傾向は?

買うなら安くてすぐダメになるものより少し高くても長く使えるものを

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安物買いの銭失いという言葉がありますが現代の若者はしっかりと価値を見極め勝ちで購入しているという考え方もできます。

ひどいデフレの時代でもあった平成は、マクドナルドのハンバーガーが一つ60円だったり、100円ショップない街のいたるところにできたり、激安の家具を販売するチェーン店が台頭するなど、少ない費用でそれなりの品質のものを購入できるようになりました。

こうした安いものは、支出を抑えられたり、壊れることを気遣わずにに使えたり、劣化してすぐに買い直せば良かったり、紛失や破損した際の被害が少ない、というメリットがあります。
一方で、安いからとついつい不要なものを買ってしまったり、たまに粗悪品に当たってしまったり、人前で使用するのが憚られたり、万が一壊れたとしても代わりの商品がなかなか見つからなかったり、というデメリットも併せ持っています。

高いものというのは、値段なりに高品質である場合が多く、ロングセラー商品が多いのも特徴。
一つの商品を長期間使用できる場合が多く、ランニングコストで見ると、高いものを購入した方が結果的に安く使える場合もあります。
しかし、高価でも高品質だとは限りませんし、紛失や破損した時の損失が大きい、支出が単純に増える、というデメリットもあります。

先ほどご紹介した若者の支出を考えると、値段の高い安いではなく、価格に見合ったパフォーマンス(コストパフォーマンス)を発揮してくれるかどうか、というのを軸に商品を選んでいると言えるでしょう。

例えば最近若者の所有率が下がっているという自動車。
皆さんは若い頃どのような自動車を購入しましたか?
いつかはクラウンでしょうか?
現在の自動車の価格で見ると、いつかは「カローラ」なのが悲しいところですね。
自動車をどのように捉えるか。



自分を飾るためのアクセサリーとして考えれば、高級感ある自動車の方が好まれるでしょう。
ただ現代の若者の考えに則ると、自動車は単なる「足」としか捉えていない可能性もあります。
単なる足としか捉えていないのであれば、年間の維持費も安く、最近は長い距離を乗っても故障が少ない軽自動車がたくさん売れる、というのも納得ですよね。

この他にも最近はカーシェアリングサービスが普及してきています。
わざわざ自分で自動車に対して高い維持費をかけなくても、使いたいときに使いたいだけお金を払い車を借りる、というスタイルが浸透してきています。

若者のような消費スタイルが正解だとは必ずしも言えません。
経済というのは無駄なものを購入してもらってこそ成り立つ、という側面もあるためです。
みんながみんな自分にとって必要なものを最低限しか交流しないのであれば、どんどん経済は縮小していってしまいます。

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