PayPayの大型キャッシュバックでQRコード決済が話題となりました。また、7月にサービスを開始したばかりの7pay(セブンペイ)は情報流出で大きく信用を損なう結果にもなりましたよね。このほかApple Pay、LINEペイなど、電子マネーのサービスが増えつつあります。電子マネーを利用することで、日頃の決済の時間を大きく短縮できたり、ポイント還元を受けられたりと多くのメリットがあることから、メリットから若者が利用を試みています。本日は電子マネーについてご紹介します。
iD、Edy、Apple Pay、Suica…チャージ式から後払い式、スマホ利用のQRコード決済、クレジットカード付帯のものまで電子マネーの種類は?どのように利用するの?徹底比較!

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そもそも電子マネーとはどのようなものなのでしょうか?
電子マネーは現金の代わりに、あらかじめチャージしておいたり、紐付けしたクレジットカードや銀行口座から自動的にチャージしたお金のこと。
電子マネーをチャージしているカードやスマートフォンなどで決済(支払い)可能な電子的なお金のことを指しています。
利用者の多いところだと、イオングループが発行する「WAON」や、セブンイレブンなどで利用可能な「nanaco」が相当します。
これらのカードは年齢を問わず利用している人が多いですよね。
現金での支払いと比較し、ポイントが還元されることから、通常よりも0.5%~数%お得に買い物できるのが特徴です。
あらかじめ現金をチャージして利用できるカードもあるので、クレジットカードのように使いすぎてしまうのが心配…という方にもオススメのカード。
すべてのお店ですべての種類の電子マネーが使えるわけではありませんが、対応するお店も増えてきているので、導入がオススメです。
では電子マネーにはどのような種類があるのでしょうか?
電子マネーの種類
電子マネーには大きく分けて「商業系」「交通系」の2種類があります。
SuicaやPASMO、ICOCA、はやかけん、Kitacaなどは交通系の電子マネー。
かざすことで公共交通機関を利用できるため、利用している方も多いのではないでしょうか?
そしてEdy(楽天)やiD(三井住友)、WAON、nanacoなどの電子マネーは商業系の電子マネーに分類されます。
最近では自動販売機などでも利用可能になるなど、生活のなかで利用の幅が広がっていますよね。
商業系はさらに「プリペイド型」と「ポストペイ型」の2種類に分けられます。
プリペイド型はあらかじめチャージして利用するカードのことで、ポストペイ型は後払い式のカードのこと。
Edyやnanaco、WAONなどの電子マネーはあらかじめ現金などをチャージしておき、その金額を上限として決済可能です。
反対にiDやQUICPay、PiTaPaといったサービスは基本的に後払いとなっており、クレジットカードの請求として送られてきます。
もしVISAやJCBブランドのクレジットカードをお持ちの方は、カードをよく見てみてください。
iDやQUICPayという表記があれば、電子マネーを使用可能です。
Apple Payはおサイフケータイ
ガラケー(フューチャーフォン)時代には「おサイフケータイ」という言葉をよく耳にしました。
実際にカードが手元になくとも(財布に入っていても)、ケータイをかざすだけで決済できることからつけられた名前です。
Apple Payはおサイフケータイのように、あらかじめ紐付けたクレジットカードや交通系電子マネーなどを利用できる機能のこと。
ほとんどのクレジットカードが対応しており、iPhoneやApple Watchを専用の端末にかざすことで、電車やバスに乗車したり、買い物したりできるサービスです。
アプリのダウンロードなどの必要もなく、クレジットカードを設定するだけで利用できる、というのが大きな特徴です。
電子マネーの利用方法
では、こうした電子マネーはどのように利用するのでしょうか?
専用端末があれば、インターネットでの買い物の際にも利用可能ですが、店頭で利用する際には専用端末にかざすだけでOK。
WAONなら「ワオン!」と音が出ますし、QUICPayなら「クイックペイ!」と決済音がなります。
かざすだけで、瞬時に決済が完了するのでじゃらじゃらと小銭を持たなくても良いですし、財布からお金を出す手間がないため、スムーズに買い物ができます。
大手スーパーはiD、QUICPayに対応していることが多いので、スムーズに買い物ができますよ。
情報セキュリティは?本当に安全なの?

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便利な電子マネーですが、不安なのはセキュリティ面。
サービス開始直後に不正利用され、サービスが停止した7payのようにセキュリティ的に「どうなの?」と不安になることもあるでしょう。
実際に電子マネー、スマホ決済のセキュリティは安全なのでしょうか?
基本的にはこれらの電子マネーサービスは2段階のセキュリティがかけられています。
ログインだけでなく、もう1段階、ログイン時にSMSなどの2段階認証が設けられていることがほとんど。
そのため、端末(スマホ)を落として勝手に利用されない限り、安心だといえます。
先日の7payの問題は2段階認証が設けられていなかったことが大きな要因。
簡単な情報がわかっていれば、他人のIDでログインできてしまったため発生したものです。
多くのサービスでは、2段階認証が設けられているので、安全だといえるでしょう。
現物のカードを用いるiDやQUICPay(いずれもApple Payでの利用も可能)の場合、万が一不正利用されてもすぐにクレジットカード会社に連絡することで保障されるので、明細などの確認をしっかりと行っていれば安全だといえます。
現金の方が安全だといえない、という専門家もいるほど安全なのが電子マネーなのです。
現金の場合、財布を落としてしまったら中身が抜かれて届けられた、なんてことも多いですよね。
電子マネーは落としてしまっても他人が利用できない仕組みとなっており、別の端末でも自分ならログインできるので中身が抜かれる心配もないのです。
ポイント還元もあるので、積極的に電子マネーを利用してみませんか?
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最後にオススメの電子マネーをみていきましょう。
電子マネーを選ぶ際は、普段自分がどこで多く買い物しているか? がとても重要です。
イオン系のスーパーで多く買い物をしている場合は間違いなく「WAON」です。
55歳以上ならG.G WAONを発行可能(300円)で、ポイント付与率は0.5%(200円で1ポイント)。
さらに毎月15日は5%オフで利用できるのです。
レジやイオン銀行ATM、WAONステーションでチャージできるという手軽さもあるので、イオン系スーパーを利用している方はぜひWAONについてサービスカウンターなどで尋ねてみてはいかがでしょうか?
セブンアンドアイグループ(セブンイレブンやイトーヨーカドーなど)は60歳以上を対象に「シニアナナコ」を発行(300円)しています。
シニアナナコは15日・25日は5%オフで、ポイント付与率は0.5%(200円で1ポイント)。
たまったポイントはレジで申し出るとすぐに使用可能な手軽さもとても便利なポイントです。
このほか、配送料が割引になるサービスもあるので、こちらもサービスカウンターなどで尋ねると良いでしょう
普段自分がどこで利用するのか? を考えて電子マネーを選ぶのが吉。
スマホを活用したQRコード決済も乱立していますが、ひとまず、上記2種類の電子マネーのどちらかを持っていると日々の生活が便利になるでしょう。