シニアにとって終活は切実な話ですよね。
両親のことでもあれば、自身のことでもあります。
特に一軒家の場合、生前整理を考えただけでも、気が滅入りそうな人もいるのではないでしょうか?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
今回は、生前整理のプロに学ぶコツをご紹介します。
古いものでも価値はある

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今日本は年間130万人以上が亡くなる多死亡社会です。
特に一軒家ともなると、遺品の数も膨大でその処分に苦慮する方も多いのではないでしょうか?
今、こうした遺品を再生させようという動きが出てきています。
なかでも日本製の家電は中古でもほしいというアジア圏でのニーズが高く、日本製の中古家電の輸出が活発になってきているのだとか。
NHKクローズアップ現代+で紹介されたのは、そんな遺品の整理業者です。
専門家によると、一軒家から出る遺品の量は平均すると3トンだそう。
これだけの量の遺品が出るとなると、特に離れて暮らしている家族にとっては整理にとても苦労しそうです。
遺品整理の依頼はここ数年で3倍から4倍に増えているといい、多い日は一日に10件以上の問い合わせがあるといいます。
こうした遺品整理業者は遺品を「処分するもの」と「中古品として販売するもの」に仕分けます。
使い古された食器や調理器具なんかも販売するものに分けられるのだとか。
こうして分けた遺品は日本国内で流通するだけに留まらず、経済成長著しいフィリピンなどに多く輸出されるそう。
日本から輸入された遺品たちはフィリピンではオークションにかけられます。
1回のオークションで20トンほどが出品され、売上は1回あたり平均350万円にもなるそう。
もちろん、フィリピンの経済力があれば新品の日本製家電や家具などを購入することは可能です。
しかし、日本人が使った中古品、ということが大きな付加価値になっているといいます。
その理由は「日本人が長年大切に使ってきた遺品なら丈夫で質もよいはずだ」というもの。
なかにはこうした遺品たちをコレクションしている人も多いのだとか。
処分に困る大きな和ダンスなども人気なようです。
古くて価値がないから、と遺品整理で捨てるのではなく、専門業者に依頼することで、遺品整理にお金がかからなくなるかもしれないだけでなく、プラスになる可能性もあるのです。
生前整理のプロがいる

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生前整理の場合、日本にはプロがいます。
一般社団法人生前整理普及協会を修了した生前整理アドバイザーは、生前整理のプロフェッショナルです。
生前整理は人生の片付け。
まさに終活です。
最期の瞬間まで自分らしく生ききることができるよう、モノ・心・情報の整理をすることが生前整理。
生前整理は死にゆく準備ではなく、「今の人生を輝かせるためにするもの」と生前整理普及協会は考えています。
ここでは思い出の品の片付け方、写真や情報の整理術、エンディングノートの作成などを学ぶことができます。
人生最期の瞬間に少しでも悔いの残らないよう、しっかりと生前整理をしてみてはいかがでしょうか?
とはいえ、終活の本を買ってみてもやることが多すぎて何から手を付けていいのかわからない、という方もきっと多いハズ。
生前整理普及協会では、そんな方のために修了証つきの講座を開催しています。
「片づけからはじめる 生前整理はじめの一歩講座」は、生前整理をこれから始める、という方に最適な講座です。
1回90分の講座で、生前整理の方法、万が一の備えなど、終活に欠かせない知識を学ぶことができます。
この講座をまずは受けてみて、生前整理について学んでみてはいかがでしょうか?
▼参考リンク
片づけからはじめる 生前整理はじめの一歩|生前整理普及協会
https://seizenseiri.net/seminar/adviser/#ip
「とりあえずメルカリ」もいい
遺品整理は自分で行うことができませんが、生前整理ならば自分の納得の行く形で行うことができます。
例えば身の回りのものでも、明らかな不用品、必要なもの、誰かに引き継ぎたいものなどはありませんか?
いらないとわかっていても、なかなか捨てられないものなども。
そういった商品は「メルカリ」などインターネットのフリマサイトを活用し、売却してみてはいかがでしょうか?
実際にメルカリを活用して生前整理を行うケースは、ここ1年で2.5倍以上に増加しているそう。
出品されたものは生前整理の品であることが紹介され、持ち主が大切にしてきたからこそ欲しい、という需要も増えてきています。
なかなか捨てられないけれど、誰かが大切にしてくれるなら手放しても良い、そんな品はメルカリなどで販売してみてはいかがでしょうか?
▼参考リンク
【生前整理・断捨離】良いものだけど使わない、捨てるには惜しいものを譲る方法「メルカリ」
https://slownet.ne.jp/c/society/post-16846/
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