介護の負担を軽減!進化するベッドの床ずれ防止機能

ベッドは人生の3分の1を過ごす場所。

長く寝ている状態になってしまうと、床ずれを防ぐために定期的に体の向きを変えるなど、介護の負担も大きくなります。

最近、床ずれ防止機能を強化したベッドが、続々登場しているようです。
介護保険が適用されるものも多く、家族のために検討するシニアも多くなっています。

センサー付きのエアマットレス

電気スタンドと本

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

パラマウントベッドホールディングスが11月1日に発売した新型のエアマットレスに今、注目が集まっています。
こちらの商品はなんと、床ずれ防止のセンサーが付いているそうです。

センサーが体重や体型を検知し、自動で空気圧を調整。
床ずれを防止してくれるのだとか。

パラマウントといえば介護ベッドでお馴染みですよね。
長年介護ベッドに向き合ってきたパラマウントだからこその発想で生まれたマットレスだと言えるでしょう。

パラマウントといえばベッドの印象が強いですよね。
実際に医療・介護用ベッドでは、国内1位のシェアを誇っています。
なんと、世界でもシェア2位なのだとか。

医療・介護業界において知らない人はいないほどメジャーなパラマウントですが、エアマットレス分野ではまだまだシェアが低い状態です。

その理由は、競合他社がひしめいているから。

競合がさまざまなマットレスを開発しているため、なかなかパラマウントのマットレスが売れていない状況が続いていました。

そこで11月1日から発売される「ここちあ利楽」は、医療・介護を受けている高齢者などの床ずれを防止する機能を搭載。
パラマウントはすでに利用者の体重を入力すると最適な空気圧を調整できるエアマットレスを発売していますが、寝たきり状態の人の体重を測るのは難しい、という現場の声を受け、自動で計測し、空気圧を調整できる「ここちあ利楽」を開発。

また、このマットレスはパラマウントベッドユーザにとっても大きなメリットがあります。

通常エアマットは空気を入れたり、抜いたりするのに電源が必要となります。
しかし、対応するベッドと一緒に使うことで、ベッドから給電。
マットレスの電源コードが不要になるので、取り回しが良くなる、という特徴があります。
電源コードが少なければ、ベッド周りをすっきりとさせることができるだけでなく、万が一の断線といったリスクを抑えることができます。

価格はオープン価格になっていますが、実売18万円程度を想定しているそう。
介護保険適用となるため、在宅要介護者の場合、月額1,000円程度で利用できる計算となります。

現在介護をしていて、床ずれ解消の労力がものすごくかかっている、という方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?

▼参考リンク

ここちあ利楽 KE-972S|パラマウントベッド
https://www.paramount.co.jp/product/detail/index/30/P0053179

静止型のマットレスも多種類

サプリメントを持って会話するシニアの夫婦

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

パラマウントベッドのマットレス「ここちあ利楽」のように、センサーで圧力を測定し、最適な空気圧にするマットレスはとても効果なものです。
もっと安価に導入するなら、静止型マットレスや圧力切替型マットレスもオススメです。

褥瘡予防・管理ガイドラインでは、褥瘡の発生を防ぐため、体圧分散マットレスを使用することが「推奨度A」で勧められています。

「自分で体位変換できる人」には可動性を妨げないウレタンフォーム(静止型マットレス)を使い、「自分では体位変換できない人」には体圧分散マットレス(ウォーターマットレス、エアマットレス)などを使うことが推奨されています。

こうしたマットレスは購入も良いですが、レンタルも可能です。

ダスキンヘルスレントでは、たくさんの静止型マットレス、圧切替型エアマットレス、体位変換器をレンタルしています。
介護用品を探している方は、月額で借りることができるレンタルを検討してみても良いでしょう。

▼参考リンク

床ずれ防止用具・体位変換器のレンタル 商品一覧|床ずれダスキンヘルスレント
https://healthrent.duskin.jp/products/tokozure/index.html#scate_mattress_atsu

15分ごとに自動で体位変換を繰り返すタイプも

ベッド上のウクレレ

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

褥瘡予防のため、療養者は夜間でも体位変換のために起きなければなりません。
床ずれはそれだけ起こりやすく、療養者に大きな負担がかかります。

そこで開発されたのがスモールチェンジ「LAGUNA」(ラグーナ)です。

ラグーナはスモールチェンジ機能を搭載しており、骨盤を中心に対角線上の小さな体位変換を自動で行ってくれるシステム
利用者にとっても負担が少ないよう設計されています。

マットレスはハイブリッド構造となっており、ムレを防止できるだけでなく、自動ヘッドアップにも対応。
介護用マットレスとして必要十分な機能が備わっています。

こちらも先程のダスキンヘルスレントでレンタル可能。
レンタル料金は9,300円/月ですが、介護保険を利用すると10分の1の930円で月々利用することができます。

療養者の負担を大きく減らすことのできるマットレス。
注目してみてはいかがでしょうか?

▼参考リンク

ラグーナ|オフィシャルサイト
https://www.cape.co.jp/products/pdt001

スモールチェンジラグーナ CR-700/CR-703/CR-705/CR-707|ダスキンヘルスレント
https://healthrent.duskin.jp/products/tokozure/A-3-25/index.html

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