表情筋が衰えると、表情が乏しくなるばかりか、しわやたるみの原因にもなります。表情筋を鍛えてハリのある皮膚を保ち、いきいきとした豊かな表情をめざしましょう!

表情筋とは
表情筋は、顔に30種類以上あるといわれ、細かく柔軟に動くので、笑ったり怒ったりといった表情を100種類も作ることができるといわれています。ところが、忙しくストレスの多い生活を送っていると、表情は固く、しかめっ面になりがちです。普段意識して使わないでいると、表情筋は20歳を過ぎるころから衰え始めます。とくに日本人の場合、日本語の語彙(ごい)が豊富なため、大袈裟な表情を作らなくても感情表現ができてしまうこともあり、日常生活で使う表情筋は20~30%。長く使わない筋肉は、固く、ガチガチになって、表情が乏しくなっていきます。
老け顔の原因にも
表情筋の衰えは、見た目年齢にも影響します。というのも、筋肉は皮膚とくっついていて、皮膚を支える機能があるためです。表情筋が衰えると皮膚のたるみやしわが多くなり、目力がなくなる、口角が下がる、ほうれい線が深くなるなどの老け顔の原因が発生しやすくなります。
眼輪筋(がんりんきん)
:目を開閉させる。この筋肉が衰えると、目尻のシワや上まぶたのたるみの原因に。
頬筋(きょうきん)
:口角を上げる働きをする。この筋肉が衰えると、口角が下がる。
口輪筋(こうりんきん)
:口元の表情を作り出す。この筋肉が衰えると、口元のたるみやシワにつながる。
頤筋(おとがいきん)
:下あごを押し上げる働きをする。この筋肉が衰えると、あごの皮膚がゆるんで二重あごに。
笑筋(しょうきん)
:口角を外側に伸ばす筋肉。弾力を失うと口元がゆるんだ印象に。
鼻筋(びきん)
:鼻の周囲にあり、鼻を狭めたり拡げたりする筋肉。
顔トレにトライ
普段から笑顔で話し、目や口をよく動かすことを心がけましょう。さらに、フェイシャルトレーニングで表情筋を鍛えると、顔色がよくなり、表情が生き生きして若々しいイメージになります。シワやたるみの改善効果や、顔がひきしまる小顔効果も期待できます。
「顔寄せトレーニング」
①息を吐きながら目や口をぎゅっと力を入れて引き寄せて10秒キープ。
②閉じた目と口を最大限に開く。勢いよく開放するようなイメージでぱっと開きます。
*口輪筋、鼻筋、笑筋など表情筋を全体的に使います。フェイシャルトレーニングのウオーミングアップに。血色がすぐによくなるので、顔色の悪い時や、化粧前に行うとよい。
「まぶたをトレーニング」
上まぶた
① 左右それぞれの人差し指を眉尻に、中指を眉頭にあてます。
② 指で軽く眉を押し上げ、3秒キープして、指をゆるめます。
下まぶた
① 左右それぞれの人差し指を目尻に、中指を目頭にあてます。
② ひとさし指を外側へ軽く広げるようにして、3秒キープして、指をゆるめます。
*眼輪筋を鍛えます。目の上でVサインをするような形です。①②を3回ずつ繰り返します。
「頬のトレーニング」
①左右片方ずつ口角を上げて、交互に笑顔を作ります。
②頬を膨らませたりへこませたりします。
*頬筋を鍛えます。この筋肉が衰えるとほうれい線ができやすくなります。
「口元ぐるりトレーニング」
口を閉じた状態で、上下の歯ぐきを舌先でなぞるようにぐるりと回します。右回り、左回り10回ずつを目安に行います。
*口輪筋を内側からほぐし、鍛えます。
「舌上げトレーニング」
①顔をゆっくり後ろに倒して天井を向き、目線は鼻先に向けます。
②天井に向けて舌を出します。
*頤筋が鍛えられます。舌の付け根からしっかり天井に向けて舌を突き出すようにします。
