今年の夏も容赦ない暑さでクーラーなしの暮らしは想像できないですね。
そこで心配になるのが電気代です。電力不足が叫ばれているのはもちろんですが、電気代も高騰しているので、できるだけ節電を心がけたいところです。
今年から始まる節電プログラムの参加でいくら節約できるのか紹介していきます。
節電プログラムとは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
政府は2022年6月28日、今年8月中を目途に、電力会社などの節電プログラムに参加する家庭に、国が2,000円相当のポイントを付与する制度などを開始できるよう、準備を進める考えを示しました。
受付は開始されており、10万件を超える申し込みがあった節電プログラムもあるそうです。
この節電プログラム。一体どういうものなのでしょうか?まずは節電プログラムについて見ていきましょう。
東京電力エナジーパートナーは7月1日から、電気の使用量が直近数日間の平均よりも減った家庭に、買い物などで使える独自のポイントを付与するキャンペーンを始めました。
参考
Web サイトでキャンペーンの参加申し込みをすると、東京電力から節電してほしい時間帯についてメールが届きます。1キロワットアワー(kWh)節電すると、節電ポイントを獲得することができます。節電チャレンジの対象時間帯の節電量に応じて、節電ポイントが付与されるのです。
初回ボーナスとして0.01キロワットアワー以上の節電に初めて成功した人には、ボーナスとして100節電ポイントを追加付与してくれるそうです。
獲得した1節電ポイントは、1くらしTEPCOポイントと換算し付与されるので、様々なサービスのポイントと交換することができます。
ポイント交換可能なサービスは T ポイント、Ponta ポイント、WAON ポイント、nanaco ポイント、au、dポイント、Amazon ギフト券です。暮らしで使える場面が多いポイントに交換できるのはとても良いですね。
申し込みは8月20日まで受け付けており、会社側はキャンペーン期間中に延べ45万人の参加を見込んでいるそうです。
キャンペーンに参加できるのは東京電力と契約している人のみ。最近は新電力などがあり、様々な電力会社と契約している方もいることでしょう。電力会社によって行われているキャンペーンが異なりますので、まずは契約している電力会社のホームページなどをチェックしてみると良いでしょう。
この他にも契約者の多い東京ガスも「節電チャンスタイム」の設定を行っています。東京ガスは関東地方を中心におよそ300万世帯に電力を販売しています。東京ガスは7月27日から節電キャンペーンを行います。
キャンペーンは電力需要のひっ迫が予想される日に「節電チャンスタイム」を設定し、参加者がその時間帯の電力使用量を直近数日の平均よりも減らすことができれば、ポイントが貰えるという仕組みです。
現在のところ、3万6,000人の申し込みがあるそうで、まだまだ申し込みまで時間がありますので、東京ガスの電気と契約されている方は是非、チェックしてみてください。
参考
他にも節電に協力に対してポイントを付与する仕組みは北海道電力、東北電力、中部電力、関西電力、四国電力、北陸電力、九州電力、そして楽天の新電力「Rakuten Energy」なども行うことになっています。制度の詳細は会社によって異なるので是非、各社のホームページをチェックしてみてください。
萩生田経済産業省大臣は6月28日の記者会見で、節電ポイントについて言及しています。「電力各社の節電プログラムに参加すると、2,000円相当のポイント付与するしくみを、8月中に開始できるように準備する。秋以降は、寒くなる日に節電するとポイントを付与するといった形を想定している」とのこと。
上記キャンペーンは電力会社が独自で展開している節電プログラムです。政府は独自の節電プログラムに相乗りする形になりますね。萩生田大臣は「すでに始めている事業者の良い例を横展開して、節電プログラムを知ってもらい、後押しする。先行して各社がやっていたものを『政府として後押し』して使わせてもらう。また、一番厳しいのは今年の冬。プッシュ型で節電のお願いをできる仕組みを作っていくのは、今後を考えても重要」とはじめる理由について話しています。
ただでさえお得になる節電キャンペーン。この夏は節電をして、お得に過ごしてみませんか?
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