夏になると気になるのが虫刺されではないでしょうか?
厄介な蚊やハエはなんとしても退治したいですね。
本日は夏に迷惑をする虫を退治する方法についてご紹介します。
蚊やハエは何月から活発になるの?

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気がつけば虫が飛ぶ季節。目の前を飛ばれるとなんとなく意識がそっちに行ったりして、とても気になりますよね。一体、何月頃から虫の活動が活発になっていくのでしょうか?
毎年夏が近づくと「キンチョーの夏」といったようなテレビCMが多く放送されます。今や夏の風物詩ともいえる蚊取り線香や蚊の駆除剤。これらの効果か、蚊といえば「夏」のイメージが非常に強いですよね。
しかし、実際には夏に限らず、春でも秋でも、場所によっては冬でも蚊を見かけることがありますよね。蚊の活動時期は一体、いつ頃なのでしょうか?
蚊の活動時期と対策
蚊は一般的に4月から11月くらいまでが活動時期。もちろん、地域によって差はありますが、概ね桜が咲く頃から冬の入口くらいまで、といえるでしょう。
夏のイメージが強い蚊ですが、活動時期は長め。だからこそ、夏でなくともしっかりとした準備が必要です。5月のゴールデンウィークで行楽を行うときや、秋の紅葉狩りといったレジャーでも蚊への対策が求められます。虫除けスプレーや蚊取り線香などをしっかりと活用しましょう。
また、蚊は水の周辺に発生する傾向があります。つけ置き洗いなどの際は、水が古くならないよう、注意すると良いでしょう。屋外では放置されたタイヤなどに水が溜まって蚊が発生するケースも散見されます。これらの周辺は特に注意した方が良さそうですね。
蚊が活発に活動する時期を判断するためには、気温を観察することが重要です。蚊は15度以上から活発に活動すると言われています。東京ですと3月には15度を超える日が現れ始めるので、15度をひとつの目安とするのが良さそうです。
15度以上になると、メスは産卵のため、血を吸い始めます。もっとも蚊が活発に動く時期は22度〜30度といわれているので、30度以上に達することも多い真夏よりも、むしろ春〜夏、夏〜秋といった時期ほど、しっかりとした対策が必要なのです。
実際に気温が15度以下、または35度以上になると、蚊の活動は落ち着き、隠れて過ごすようになります。とはいえ、夜に気温が下がると活発になってしまいますし、冬でも室温が15度以上なら蚊は活動を始めます。あくまでひとつの目安として覚えておくと良さそうですね。
このほか、蚊は足の常在菌が多い人に惹かれる性質があることがわかっています。ヒトの足の常在菌が蚊を興奮させ、血を吸う行為を引き起こしているのではないか?といわれているのです。もしも蚊に刺されやすいという方はアルコールティッシュなどで足をよく拭いてみましょう。出かける際などは事前に足を拭いておくことで、蚊に刺されにくくなるかもしれません。
また体温が高い人、肥満気味な人も蚊に刺されやすいそうです。蚊はヒトが吐く二酸化炭素、汗に反応するためだと言われており、体温が高い傾向がある子どもや肥満気味の人ほど蚊に刺されやすいのです。こういった方は虫除けスプレーをかけておく、といった対策をしておいた方が良さそうですね。
ハエの活動時期
では、ハエはどのくらいの時期に活動を始めるのでしょうか?
ハエは6月〜7月、9月〜10月が主な活動時期。気温は25度前後だとハエは卵を産み始めます。卵から1日〜3日ほどでウジになり、そこから4日〜10日ほどでサナギに。4日〜11日が経過すると成虫へと変化していきます。
ハエは通常、羽化後4日〜5日程度で産卵をはじめ、1回に50個〜150個ほどの卵を産みます。生涯では500個ほどの卵を産むそうです。いくら退治してもハエが発生する!という場合は、もしかすると卵がどこかにあることが原因かもしれませんね。
家庭で見かけるイエバエは、人が生活している環境に生息するのが特徴で、自然環境にはほとんど存在しません。家屋内に侵入し、台所、居間、トイレなどで多く見かけることでしょう。真っ黒な見た目のクロバエは糞を食べることが多く、ニクバエは動物の死体や糞に発生するのが特徴です。
食べものなどにたかるイメージがあるハエ。大腸菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、赤痢菌、腸炎菌などさまざまな病原菌の媒介をすることでも知られています。1996(平成8)年、O-157が問題となりました。実はこのときの原因はイエバエでした。
ハエはその特性から汚いところを歩き回ります。汚いところを歩き回ることで、足や身体に病原菌が付着。その状態で飛び回ることで、病原菌を運んでしまっているのです。
実際にハエによって人間や家畜に媒介される病気は赤痢、コレラ、チフス、ポリオ、O-157など60種類以上あるのだとか。
とはいえ、近年ではトイレが水洗化したり、ゴミ収集が効率化されたり、住環境が向上したことで、ハエの個体数は減少してきています。だからこそ、改めて衛生害虫という意識をもって、しっかりとした対策が必要なのです。
ハエを駆除するにはアースジェットなどのスプレーのほか、はえ取り棒、ウジをみかけたら駆除する薬剤などを使うのが良いでしょう。
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