2月にあった福島県沖地震や熊本地震から5年が経った今、防災用品の見直しをする人も多いのではないでしょうか?
防災用品はグッズも重要ですが、どこに置くのかもとても大切です。
東日本大震災から10年。10年前に揃えた防災グッズがあるという方はもしかすると使用期限が切れているかもしれません。
このタイミングで防災グッズを見直してみてはいかがでしょうか?
本日は防災用品の正しい扱い方法についてご紹介します。
3.11からちょうど10年。防災用品はしっかり備えていますか?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
阪神・淡路大震災、新潟県中越地震などにおいては多くの人々が、倒れてきた家具の下敷きになり、亡くなってしまったり、ケガをしてしまったりしました。
大地震が発生したとき、家具は必ず倒れるものという認識がとても大切です。そのため、まずは家具の転倒防止対策を講じるのが防災対策を行う上で非常に重要。
家具が転倒しないよう、壁に家具を固定したり、寝室や子ども部屋にはできるだけ家具を置かない。
もしも置く場合はなるべく背の低い家具だけにして、仮に転倒しても出入口をふさがないよう、家具の向きなどの工夫をしましょう。
また、手の届く場所に懐中電灯、スリッパ、ホイッスルなどを備えておくといざというとき安心です。
家具の固定は壁に固定する方法もありますが、大きなタンスなどは突っ張り棒をタンスと天井の間に設ける方法もあります。
詳しくは消防庁のホームページ人掲載されていますので、ぜひ今一度ご覧ください。
食料・飲料
2018(平成30)年9月に発生した北海道胆振東部地震では、北海道全域が停電しました。
マンションなどでは水を電気ポンプで上階にくみ上げる仕組みなどを採用しており、断水してしまったり、オール電化の家ではすべてのライフラインが遮断されてしまったりしたようです。
このように電気、ガス、水道といった「ライフライン」はいつ急に止まってしまうかわかりません。普段から飲料水や保存のきく食料などを準備しておきましょう。
防災用のものを購入する必要はありません。
賞味期限、使用期限などがありますから、なるべく普段の生活でも使えるものを選ぶと良いでしょう。
ストックが切れないよう、備える、食べる、買い足す、というサイクルを繰り返し続けることが非常に大切なのです。
ではどのくらいの食料等を用意しておけば良いのでしょうか?
一般的には最低限3日分必要だと言われています。
3日分ということは1人1日3リットル(飲む用だけでなく、ほかの用途にも使用するため)なので9リットルが必要。
非常食も3日分を用意しましょう。ご飯(アルファ米)やビスケット、板チョコ、乾パンなど比較的長期で保存がきくものが良いでしょう。
このほか生活必需品としてトイレットペーパーやティッシュペーパー、ウエットティッシュ、マッチ、ろうそく、カセットコンロなどがあることが望ましいです。
本当に大規模な災害が発生したときには1週間分の備蓄があることが望ましいといわれています。
スペースに余裕があるなら1週間分の備蓄を行うようにしたいところですね。
飲料水とは別にトイレを流したり、手を洗ったり、身体を拭くなどのために水が必要となります。
ポリタンクを1つ用意して、毎日そこに水を入れるなどしておけばいざというとき安心できそうです。
非常用持ち出しバッグ
自宅が大きな損傷を受けず、自宅で過ごすことができれば安心ですが、万が一の時には避難をしなければなりません。
そこで大切になってくるのが非常用持ち出しバッグ。あらかじめバッグに避難グッズを詰めておくことでスムーズに避難することができます。
なかには上記のような飲料や食料、必需品などのほかに貴重品、救急用品、ヘルメット・防災頭巾等、マスク、軍手、懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器、モバイルバッテリー、衣類、下着、毛布、タオル、洗面道具、使い捨てカイロ、携帯トイレ、ウエットティッシュ、乳児がいる場合はミルクや紙おむつ、ほ乳瓶などの準備もしておきましょう。
これらをリュックに詰めるとかなりの重量になります。
人間が3日間生活するにはそのくらいの物資が必要となります。いざというときのために今から準備しておきましょう。
======
生活にお役立ちの情報がメールマガジンも受け取れる!【無料】Slownet会員登録はこちらから↓
>>次ページ 防災用品、探しにくいところに置いていませんか?実はすぐ手に届くところに置くべきです!
