寒くなるとトイレが近くなるのは何故?トイレを我慢すると膀胱炎になってしまう?

寒い季節はいつもよりトイレが近くなったと感じる方は多いのではないでしょうか?
外出のときはなおさら厄介に感じる方も多いと思います。

なぜ寒くなるとトイレが近くなってしまうのでしょうか?
近くなったトイレを我慢して膀胱炎になってしまっては大変です。
しっかりと原因を理解して、対策していきましょう!

本日は寒くなるとトイレが近くなる理由についてご紹介します。

1日トイレは何回が平均?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

加齢に伴ってトイレが近くなったり、尿漏れしてしまうことが増えたりといった悩みを抱える人が多いそうです。
排尿トラブルは非常に身近な問題ではありますが、重篤な病気という認識はあまりなく、多くの人は放置しているのではないでしょうか?
とはいえ、頻尿は生活の質を大きく低下させる原因でもあります。

血尿、糖尿といった尿は病気のサインでもあり、命に関わることもあります。
これらは注意しなければなりませんが、ただ「頻尿」だけだと病院にも行かず、「加齢だから仕方ない」と諦めている人も多いのでは?

一般的に40歳を過ぎた頃から頻尿や尿漏れ(尿失禁)などの悩みを持つ人が増えるそうです。
これらは、膀胱が過敏になって急な尿意を覚える「過活動膀胱」や細菌などに感染したことを起因とする「膀胱炎」、骨盤の内部で内臓を支える「骨盤底筋のゆるみ」、また男性の場合は「前立腺肥大」も原因になるのだとか。
どれが原因であっても生活の質を大きく損なってしまうので、治療や改善ができるのであればなるべく早期に行いたいところ。

過活動膀胱に限定すると、40歳以上の日本人の12.4パーセントに見られる症状。
加齢とともにその割合は増えていき、80歳以上だと35パーセント以上の人が悩みを抱えているのだとか。
過活動膀胱の症状は我慢できないような1.尿意を感じる、2.夜間や日中の頻尿、3.排尿をがまんできず漏らしてしまうという3つの症状の内、1か2の症状があり、ほかの原因となる病気がない場合、診断が下されます。



過活動膀胱の症状があると、夜間頻尿で睡眠不足になったり、日中頻繁に排尿しなければならなかったりと生活の質が大きく低下してしまうのです。
過活動膀胱の原因は自律神経系の機能が加齢によって衰えることだといわれています。

これは個人差が大きく、高齢になるほど発症の可能性が高くなってくるそう。
このほか、加齢とともに腎機能や筋力が低下するため、日中は腎臓に回る血液量が減り、尿量は減る傾向にあります。
しかし、安静にしている夜間に尿量が増えることが原因につながるケースも。

また、動脈硬化で血流が悪くなると、日中の尿量減少が顕著になるため、排尿にまつわるトラブルを防止、予防するなら生活習慣病対策も欠かせません。
年齢を重ねるとさまざまな症状や状態が重なり合って、頻尿になってしまうというわけですね。

頻尿は一日何回の排尿を指す?

頻尿は一日何回の排尿だと定義されているのでしょうか?

そもそも頻尿は排尿回数が多い症状のことをいい、正常な排尿回数は1日7回以下といわれています。
つまり、この基準においてはコーヒーや緑茶といった利尿作用のあるものを飲んだりしていないのに、1日8回以上排尿している場合は頻尿だといえるでしょう。
また、1日7回以下であっても「昔よりも排尿回数が多くなった」と感じたら頻尿になるようです。

データとしては個人差がありますが、ユニチャームの調査によると、成人男性の平均おしっこ回数は20代で6.0回、30代で6.9回、40代で7.0回、50代では7.3回となっているので、いずれにしても、1日に8回以上排尿しているという方は、平均よりも多いと言えそうです。

成人男性の平均おしっこ回数(ユニチャーム)

女性の場合においても健康的な人の1日の排尿回数は6回から8回だといわれているので、それよりも数が多い人は頻尿を疑ってみてもよいかもしれません。

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